土工事・舗装工事の品質管理システム

AtlasX®

複数IoT計測機器の活用とデータ自動処理で盛土・舗装工事の品質を確保

AtlasX(アトラスエックス)とは?

盛土工事や舗装工事の品質管理を自動化するシステムです。道路、鉄道、ダム、宅地造成などの盛土工事や道路の舗装工事では、高品質な施工のために締固め管理が重要になります。従来、締固め管理には、砂置換法(※1)やRI法(※2)などの現場密度試験によって品質の確認を行う方法がありますが、これらの方法は削孔(さっこう)や計測などに多大な労力を要します。また、その頻度は、RI法では1000~2000m²に15箇所程度行うもので、連続性のない離散的な管理になるうえに、データは事後処理が必要なため、リアルタイムに品質を管理できませんでした。AtlasXは計測をほぼ自動化し、その計測データを自動で処理できる土工・舗装工品質管理システムです。

※①~③の計測機器を選択可能
AtlasXの構成イメージ

お客様のメリット

IoT機器による自動計測で計測作業を省力化

  • αシステムは振動ローラに設置するだけで、自走式散乱型RIロボットは計測スイッチを押すだけで計測が可能です。

多点計測により施工エリア全面の品質を確認

  • 従来の品質管理手法では、広大な範囲に対して数点の離散的な管理に限定されていましたが、AtlasXは多点かつ連続的に計測データを取得し、施工エリア全面の品質確認が可能で、局所的な変化を捉えることができます。

データの蓄積とリアルタイム可視化

  • 従来の品質管理手法ではデータの事後処理が必要でしたが、データ統合解析システムに各計測機器からのデータを送信することで、データを蓄積するとともに自動で分析・グラフ化することでリアルタイムにデータを確認できます。

【実績・適用例】

  • 新丸山ダム建設工事実証施工 ほか3件

【その他】

NETIS登録番号:KT-240045-A

  • ※1 砂置換法
    地盤に穴をあけて土の乾燥質量と含水比を計測し、密度が分かっている砂材料を削孔した穴に充てんすることで体積を計測するもので、地盤の乾燥密度および含水比を計測する方法
  • ※2 RI法(Radio Isotope法)
    γ線と中性子線を地盤に照射し、地盤の乾燥密度や含水量を計測する方法

ページトップへ

検索