東大寺総合文化センター
仁王像で知られる国宝・南大門の近くに完成しました。百数十点に及ぶ貴重な文化財を納める収蔵庫、国宝の日光・月光菩薩立像などを展示するミュージアム、国宝の文献などを所蔵する図書館、321人収容の金鐘ホールなどを備えています。施工にあたっては、地下部に鎌倉時代の遺跡が存在することから、基礎部での免震ができず、建物内部での「部屋免震工法」を日本で初めて採用しました。摩擦振り子支承や粘性ダンパー、パンタグラフなどをシステム化することで、平城の隆盛を今に伝える収蔵庫と展示室の免振を実現しました。
施設用途 | 文化施設 | ||
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所在 | 奈良県奈良市 | ||
発注 | 東大寺 | ||
設計 | 意匠:建築研究所アーキヴィジョン、構造:金箱構造設計事務所、免震構造監修:東京工業大学、和田章教授 | ||
竣工 | 2010年9月 他社と共同施工 |