礎の時代

1894年(明治27年)

金巾製織株式会社四貫島工場

金巾製織株式会社四貫島工場

この年

8月に勃発した日清戦争は、建設業界を大きく伸長させるとともに、その様相を一変させることになる。軍関係の工事が急増する一方で、戦争による好景気を背景に、工場の新設や鉄道の建設、洋風高層建築、架橋、軍港の築造などがますます盛んになったのだ。これに伴い、大規模工事や近代建築の施工能力を備える建設業者が大きく台頭した。

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  • 金巾製織株式会社四貫島工場

1894年の大林組

10月
金巾製織四貫島工場受注(1895年10月竣工)

社会の出来事

8月
日清戦争開戦
東京・兜町一帯に株式店が軒を連ね、兜町が株式街の代名詞に
軽井沢初のホテル・万平ホテル開業
ライスカレーが急速に普及

建設業界の動き

7月
東京・有楽町に東京府庁舎が完成(設計:妻木頼黄)
12月
東京・丸の内に「三菱1号館」が完成。オフィスビルの初め
土木工学者・田辺朔郎、造家学会で鉄筋コンクリートを紹介