礎の時代

1895年(明治28年)

大阪硫曹工場

大阪硫曹工場

この年

明治10年代末に高まった企業熱と大阪紡績の好況に刺激されて、20年代に入ると大規模な工場が続々と建設された。メリヤス、製紙、ガラス、セメント工業のほか、製粉、ビール、ブラシ工業などが盛んになったのもこの時代である。また、鉄道や銀行、造船・化学をはじめとする重工業も、本格的に操業を開始した。

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  • 大阪硫曹工場

1895年の大林組

11月
大阪硫曹工場受注(翌年5月竣工)
11月
大阪府第二尋常中学校受注

社会の出来事

4月
日清講和条約調印
9月
三菱合資会社、銀行部を設立
11月
ドイツの物理学者・レントゲンがX線を発見
丸善、日本初の万年筆を売り出す
フランスのミシュラン兄弟、空気入りタイヤを初めて自動車に使用

建設業界の動き

1月
京都電気鉄道開業(初の路面電車)
5月
東京・京橋に秀英舎(現・大日本印刷)工場が完成。わが国初の鉄骨構造建築