この年
3月15日、東京株式市場で株価が大暴落し、第1次世界大戦後の大恐慌が始まる。銀行の取り付け騒ぎや休業、一流商社の破綻など、経済は混乱し建設業界も工事の中止や工事費の回収遅延など多くの困難に直面した。しかし、株式会社の設立で体制を整えていた大林組は、このときすでに建設業界を代表する地位を確立しており、空前の大恐慌を乗り切ることができた。
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1920年の大林組
- 4月
- 社長・大林義雄、土木建築業視察のため欧米出張
- 5月
- 京都専売支局煙草工場および印刷工場竣工
- 5月
- 金華紡織岐阜工場竣工
- 6月
- 鉄道省鷹取工場増築竣工
- 7月
- 三国紡績豊津工場竣工
- 9月
- 日本車輌製造名古屋工場機関車工場竣工
- 10月
- 旭人造絹糸膳所工場竣工
- 10月
- 鉄道省正明市線第1工区竣工
- 11月
- 吉見紡織工場竣工
- 11月
- 大阪合同紡績小松島支店工場竣工
社会の出来事
- 1月
- 国際連盟発足
- 1月
- 両国の国技館が再建され開館式
- 2月
- 松竹キネマ設立
- 3月
- 株価が大暴落、戦後恐慌始まる
- 5月
- 日本最初のメーデー開催される
- 10月
- 第1回国勢調査実施。総人口7,698万人
建設業界の動き
- 4月
- わが国最初の火災報知器が三越呉服店前などに設置
- 5月
- 鉄道省設置(鉄道院改称)
- 8月
- 東京地下鉄道設立(のちの帝都高速度交通営団)
- −
- 日本最初の高堰堤によるダム水路式発電事業が京都・宇治川で開始