発展の時代

1955年(昭和30年)

広島平和記念資料館

広島平和記念資料館

この年

NHK東京テレビが昭和28年に本放送を開始し、テレビ時代の幕開けとなった。その後、日本テレビやラジオ東京(現・東京放送)など民放も本放送を開始。文化の大衆化をさらに推進し、スポーツ施設や娯楽施設などの建設を盛んにする要因にもなった。大林組はこの時代、NHK東京放送会館や札幌放送会館、大阪放送会館、ラジオ東京(東京放送)テレビ放送局など、テレビ時代を象徴する建築物を数多く施工した。

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  • 広島平和記念資料館
  • ラジオ東京テレビ放送局局舎

1955年の大林組

1月
浪速土地株式会社(現・大林不動産)設立
1月
ラジオ東京(現・TBS)テレビ放送局局舎竣工
2月
愛知県文化会館美術館竣工
2月
下関市庁舎竣工
5月
NHK東京放送会館新館竣工
6月
安治川サイロ(第1期)竣工
8月
関西電力姫路火力発電所(第1期)竣工
8月
広島平和記念資料館・記念館・慰霊碑竣工
10月
三和銀行本店竣工
12月
佐波川ダム竣工

社会の出来事

1月
トヨタ、小型自動車トヨペット・クラウンを発売
4月
ハナ肇・谷啓ら、クレージーキャッツを結成
7月
関税および質易に関する一般協定(GATT)に加盟
8月
東京通信工業(現・ソニー)、初のトランジスタラジオを発売
「神武景気」始まる
東芝、電気釜発売。「家庭電化時代」が始まる

建設業界の動き

2月
海外建設協力会設立
7月
日本住宅公団法公布
9月
労災保険法改正、土木建築事業にメリット制実施
10月
住宅建設10カ年計画策定
コンセントを住宅設備として建築時に取り付け