革新の時代

1974年(昭和49年)

東京海上ビル本館

東京海上ビル本館

この年

1月、大林組は建設大臣から特定建設業の許可を受けた。1972年に改正施行された建設業法により、建設業が登録制から許可制へ移行したためだ。昭和47年には山陽新幹線の新大阪~岡山間が開通し、昭和49年には新関門トンネル(奥田工区)が竣工した。岡山~博多間は中国山脈が海に迫って平坦部が少なく、しかも都市密集地帯を避けて山間部を通過するため、総延長562㎞のうち約半分の276㎞がトンネルであった。

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  • 東京海上ビル本館

1974年の大林組

1月
日本興業銀行本店竣工
2月
東京海上ビルディング本館竣工
3月
迎賓館(赤坂離宮)改修竣工
5月
タイ大林設立
6月
KDDビル竣工
6月
大本山増上寺大本堂(復興)竣工
7月
獨協医科大学および付属病院竣工
9月
トラピスト修道院竣工
10月
大阪データ通信局舎竣工
10月
日立造船有明工場1・2号ドック竣工

社会の出来事

1月
民放各社、電力節約で深夜放送中止
4月
山陽新幹線、関門トンネル開通
5月
地価上昇率が史上最高に(32.4%)
5月
コンビニエンスストアの第1号「セブンイレブン」が開店
10月
長嶋茂雄(巨人)が現役を引退
経済実質成長率、戦後初のマイナス成長
石油ショックで東京モーターショー中止

建設業界の動き

1月
建設省、スライド条項適用基準大幅緩和
4月
土木工業協会(土木協)、日本土木工業協会に改称
4月
東京・旧赤坂離宮を大改装した迎賓館が落成
6月
国土庁発足
6月
日本ダム協会設立
12月
初の経済対策閣僚会議、「安定成長」への路線転換