大林組は、同社が開発した風環境予測ソフトウエア「Zephyrus(ゼフィルス)」に、風力発電量の予測機能を新たに追加し、(株)CSK(本社:東京都新宿区、会長:青園雅紘)を通じて、日本国内で販売を開始します。ビルの屋上などに風力発電装置を設置した場合の、年間風力発電量の予測が可能になります。 「Zephyrus」は、ビル風による周辺市街地への影響を、一般の設計者でも簡易に予測できるように開発されました。通常、風環境の予測では、地表面付近の風速分布を用いますが、同ソフトウエアでは、街区内の三次元の風速分布が計算結果として得られるため、ビルの屋上部分でも風速、風量を予測できます。近年国内では、風力発電の導入例が増えてきたことから、三次元で風速分布を測定できるゼフィルスの特性を生かして、ビルの屋上などに風力発電装置を設置した場合の、年間風力発電量を予測する機能を新たに追加しました。これにより、風力発電装置の設置を検討している設計事務所やコンサルタント会社などは、目標の発電量を確保する風力発電施設の効率的な計画をすることができます。 また、「Zephyrus」は、年間の風観測データをもとにして、市街地だけでなく工場敷地など大規模な造成地で行なう風力発電の発電量を予測することも可能です。さらに、地図上の地形が実際の地形と異なった場合、新たに開発した地形編集機能により、電子地図データ上の地形を、現地の状況に合うように修正できます。風環境の予測だけでなく、計画建物や周辺建物のモデル化から流体計算、風環境の評価、年間風力発電量の予測まで、パソコン上で一貫して作業を行なうことができます。 「Zephyrus」の導入に際しては、CSKが顧客のニーズに合わせて最適なパソコンの選定と、それに合わせたインストールおよび環境設定を行った上で出荷するため、面倒な作業をすることなく、すぐご利用になれます。あるいは、無償配布致します「お試し版Zephyrus」を用いて、お客様自身で動作検証をされた場合は、「Zephyrus」単体での販売も致します。また、CSKでは「Zephyrus」を利用する上で必要となる電子地図情報の販売なども行ないます。 「Zephyrus」の特長は次のとおりです。
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■この件に関するお問い合わせ先 大林組 東京本社 広報室企画課 東京都港区港南2-15-2 品川インターシティB棟 お問い合わせフォーム プレスリリースに記載している情報は発表時のものです。 |
風環境予測ソフトウエア「Zephyrus」に風力発電量予測機能を追加
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