大林組は、新型インフルエンザの発生に備えて、短期間で施工可能な「新型インフルエンザ対応緊急病棟(パンデミックエマージェンシーセンター)」を国や自治体、医療機関向けに開発しました。 近年、新型インフルエンザの発生に備え、国や自治体では事前の対策が検討され、ガイドラインの作成や対応訓練が実施されています。また、各企業においても新型インフルエンザに対応したBCPの作成が実施されつつあります。 大林組ではこのような状況を踏まえ、医療機関において病床が不足した場合を想定して、新型インフルエンザ対策の一助となる「パンデミックエマージェンシーセンター」を開発しました。 当病棟は、医療機関の駐車場や隣接する空地に、厚生労働省のガイドライン(※1)に則った新型インフルエンザ対応仕様の病棟をプレハブ工法により短期間で施工するものです。 標準モデルは、平屋建て、延床面積約480m²、個室病室10床、診察室、スタッフルーム等によって構成されています。個室病室は、ウィルスが病室の外部に漏れないよう、個室の気圧を周囲より低くした陰圧仕様を基本としており、病室の外周には通路を設置し、スタッフおよび見舞い客と患者との交差感染の防止に配慮しています。また、この標準モデルを1ユニットとして、患者の増加に伴いユニット数を増やすこともできます。 大林組は、「パンデミックエマージェンシーセンター」により、患者を迅速に収容するための病床を提供し、新型インフルエンザウィルスの早期封じ込めや感染拡大の防止など、国や自治体、医療機関等の新型インフルエンザ対策に貢献していきたいと考えています。 以上
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短期間で施工可能な新型インフルエンザ対応病棟を開発「パンデミックエマージェンシーセンター」
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プレスリリース