熊本県芦北町において大規模太陽光発電事業(15MW)の事業者に選定

子会社「大林クリーンエナジー」を設立し、2013年度末までに100MWの太陽光発電事業をめざします

プレスリリース

株式会社大林組(本社:東京都港区、社長:白石達)は、「くまもとソーラープロジェクト」の一環として公募された、熊本県芦北町有地(矢城牧場跡地)における大規模太陽光発電事業(メガソーラー)において、芦北町から事業者として選定されました。同事業での発電定格出力は約15MWと、現段階では大林組として最大規模の発電施設となります。

また、「再生可能エネルギーによる発電並びに電気の供給及び販売等」を目的とした100%子会社「株式会社大林クリーンエナジー」(本社:東京都港区、社長:入矢桂史郎)を設立し、さらなる事業拡大をめざします。

      
  1. 芦北町太陽光発電事業の概要

    • 場所:熊本県葦北郡芦北町高岡(矢城牧場跡地)

    • 土地面積:24.8ヘクタール

    • 発電設備規模:1期事業2.8MW、2期事業12.2MW 計15.0MW

    • 事業費:約45億円(1期、2期)

    • 完成予定:1期事業 2013年3月、2期事業 2014年3月

  2. 新会社について

    • 設立の目的
      大林組では、「中期経営計画’12」において、本業(建築・土木・開発)に加え新収益分野として「再生可能エネルギー」を掲げるとともに、2020年をめざしてゼロエネルギー施工(ZEC®:net Zero Energy Construction (※1))の取り組みも進めています。加えて、2012年7月1日から施行された再生可能エネルギー特別措置法により、再生可能エネルギー発電事業は長期にわたり安定的な事業性が見込まれるとともに、社有地有効活用の柱として、大林組では大手建設会社として初めて同事業へ本格参入し、積極的に事業拡大を進めてまいりました。
      今回設立した「株式会社大林クリーンエナジー」は、現在、大林組が実施・計画している発電事業を承継し、今後の案件については同社が事業主体となり積極的に本事業を推進・拡大していく予定です。

    • 会社概要
       商号:株式会社大林クリーンエナジー
       本店:東京都港区港南2丁目15番2号
       目的:再生可能エネルギーによる発電並びに電気の供給及び販売等
       資本金:10百万円(大林組100%出資)
       代表者:入矢桂史郎(大林組 技術本部ビジネス・イノベーション室長)
       設立日:2012年7月10日

    • 現在の取り組み状況
      現在の取り組み状況 

    • 今後の見通し
      2013年度末時点において、稼働済みおよび事業化決定案件を含め、事業件数約20件、合計発電規模 100MW(一般家庭約2万5,000世帯分の年間使用電力量に相当)を目標として発電事業に取り組み、100MWすべてが稼働した時点での売り上げは約40億円を予定しております。また、大規模な案件においては、プロジェクトファイナンスによる資金調達を検討しています。
      なお、将来的には、風力や地熱などの太陽光以外の再生可能エネルギーによる発電事業への取り組みを視野に入れ、収益基盤の多様化を実現していきます。

大林組グループは、今後も事業者として積極的に発電事業に取り組み、事業を通じて得たノウハウを、お客様への再生可能エネルギーに関するソリューションとして提供していきます。

【芦北町太陽光発電事業 完成予想図】

芦北町太陽光発電事業 完成予想図

※1 ゼロエネルギー施工(ZEC®:net Zero Energy Construction
大林組では、2020年を目標に国内の土木、建築の施工時のエネルギー使用量をゼロにする取り組みを進めています。省エネ工法や省エネ機械などによる施工時のエネルギー消費量の削減と、オフィスでの節電や、太陽光、風力などの発電事業での創エネルギーの組み合わせにより、建設時のエネルギー使用量をゼロにする独自の取り組みです。

以上

この件に関するお問い合わせ先
大林組 CSR室広報部広報第一課
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