株式会社大林組(本社:東京都港区、社長:白石達)は、大林組技術研究所本館テクノステーション(東京都清瀬市、以下、テクノステーション(2010年9月末竣工))において、2012年度の年間CO2排出量の削減率が国内最高クラスの64.7%を達成しました。
テクノステーションは、最新の環境技術と省エネ技術を導入して、ZEB(※1)化の実証施設として建設しました。その後、設備機器などの試運転・調整期間を経て、2011年度よりCO2排出量の目標を掲げて本格運用を始めました。運用開始初年度から、CO2排出量削減率が当初目標の55%(一般的なオフィスビルとの比較)を上回る57.2%という成果を確認し、また残りをカーボンクレジットの購入により、年間CO2排出量がゼロとなる「エミッションZEB(※2)」を達成していました。
2012年度では、さらなる改善や効率化として
居住者、設計者、施工者が一体となったコミッショニング(要求・機能性能の検証)会議の継続
熱源機器や搬送系動力の削減のための効率的な運転改善
自然換気の積極的な利用支援(運用条件の改善)>/p>
などを実施し、1年間の運用段階のCO2排出量の削減率が64.7%(一般的なオフィスビルの約3分の1のCO2排出量)を達成しました。このCO2排出量削減率は、約200人の研究者が積極的に交流しながら知的生産活動をするような、大規模かつ居住者の多い建物としては国内最高水準です。
今後も、建物運用のゼロエネルギー化への継続的な取り組みはもとより、建設工事自体のゼロエネルギー化をめざすZEC®(※3)という独自コンセプトへの取り組みについても一層推進していきます。
大林組は、持続可能な社会の実現のため、ZEBへの取り組み成果を災害時のBCPや節電対策としてもより有効に活用できるよう、お客様の多様なニーズに応える環境・省エネ技術を追求していきます。
以上
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