スプレッドと大林組、完全人工光型植物工場における事業提携およびフランチャイズ事業に関する協議を開始

プレスリリース

株式会社スプレッド
株式会社大林組

株式会社スプレッド(本社:京都市下京区、代表取締役社長:稲田信二)と株式会社大林組(本社:東京都港区、取締役社長:白石達)は、このたび、スプレッドが開発した完全人工光型植物工場”Vegetable Factory™”における事業提携およびフランチャイズ事業に関する協議を開始することについて、基本合意書を締結しました。

  1. 協議開始に至った背景

    近年、世界的な人口増加や地球環境の変化など、中長期的な観点から食料需要の増加が見込まれる中、スプレッドは完全人工光型植物工場のリーディングカンパニーとして、食の安心と安定供給をめざし、世界最大規模の完全人工光型植物工場の運営に取り組んできました。2014年11月には、フランチャイズ事業を立ち上げ、国内外に向けた事業展開を開始しております。

    また、大林組は、収益基盤の多様化をめざし、建設事業で培った技術、ノウハウを活かせる分野として、従来から植物工場を活用した農業分野へアプローチしており、植物工場の最適環境の構築や、省エネルギー化などの研究に取り組んできました。

    完全人工光型植物工場

    完全人工光型植物工場での栽培

    完全人工光型植物工場は、天候の影響を受けない次世代農業として期待が高まる一方、低コスト化や高効率化など、さらなる技術開発が求められています。植物工場の栽培技術ノウハウを持つスプレッドと、生産施設の設計・施工実績が豊富な大林組が協業し、両社の技術を融合させることで、国際競争力の高い完全人工光型植物工場が構築できるものと、双方の共通認識に至りました。

    また、大林組は工場建設にとどまらず、植物工場による野菜生産事業に参入します。大林組がフランチャイジーとなり、スプレッドが一括して販売を受託するスキームを組むことで、野菜の生産量の拡大や、両社の収益増加が見込めるものと考え、事業提携に向けた協議と併せてフランチャイズ事業での協働についても具体的な協議を開始します。


  2. 協議の内容

    両社は以下の分野、内容について協議を行っていきます。

    1. (1)生産性の高い完全人工光型植物工場の構築に向けた共同研究および技術開発。

    2. (2)スプレッドが計画するフランチャイズ事業において、大林組による工場建設分野の事業協力。

    3. (3)スプレッドのフランチャイズ事業に、大林組が植物工場を活用した野菜生産事業者(=フランチャイジー)として参画すること。

  3. 今後の予定

    2015年4月から詳細協議を開始し、同年12月末までをめどに事業提携契約およびフランチャイズ契約を結ぶ予定です。契約締結後、両社は、首都圏における大規模人工光型植物工場建設について検討を進め、2017年度までに、日産3万株規模のレタス工場(延べ面積5,000m²~6,000m²)の稼働をめざします。

スプレッドは、5年後をめどに現在の日産2万株のレタス生産を日産50万株の規模へと拡大するべく、国内外にベジタブルファクトリー事業の展開を図っていきます。

大林組は既に事業化が決定している太陽光型植物工場(千葉県)なども含め、5年後の農業ビジネスの年間売上高30億円をめざして取り組んでいきます。

【スプレッド概要】

商号

:株式会社スプレッド

本店所在地

:京都府京都市下京区中堂寺粟田町90番地KRP8号館

資本金

:87.4百万円

代表者

:稲田信二

【大林組概要】

商号

:株式会社大林組

本店所在地

:東京都港区港南2丁目15番2号

資本金

:577.52億円

代表者

:白石達

以上

この件に関するお問い合わせ先
スプレッド 経営企画室
TEL 075-326-3850
info@spread.co.jp

大林組 CSR室広報部広報第一課
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