THKビルディングが複数の国際建築賞を受賞

サステナビリティ

遮へい効果の高いシャープなデザイン(右)と水平庇、ガラス面を活かした開放的なデザイン(左)。対比する2つを組み合わせた外装とした
遮へい効果の高いシャープなデザイン(右)と水平庇、ガラス面を活かした開放的なデザイン(左)。対比する2つを組み合わせたTHKビルディング外観

大林組が設計施工したTHKビルディング(東京都港区)が、ABBリーフ賞(英国)やアイコニック賞(ドイツ)、ドイツデザイン賞など複数の国際建築賞を受賞しました。

ABBリーフ賞は、世界の建築家コミュニティーにおいて評価された、次世代の世界基準となる建築に贈られます。授賞式の前に13の部門ごとに5作品程度のショートリスト作品が発表され、授賞式当日、各部門賞と大賞が発表されます。今年のショートリストには、ザハ・ハディット・アーキテクツ(英国)やフォスター・アンド・パートナーズ(英国)、SOM(米国)など海外の著名な建築家事務所が名を連ねています。

アイコニック賞は、ドイツデザイン評議会が主催する国際的なデザイン賞で、建築を取り巻くすべてのデザインを包括的に評価するものです。同評議会が主催するドイツデザイン賞も、ノミネート自体が名誉とされる国際的に権威のある賞であり、今後のデザインにとって指針となるであろうプロダクトやプロジェクトが厳格な審査のもとに選定されます。

THKビルディングは、タツノ(石油関連機器メーカー)をオーナーとし、THK(機械部品メーカー)が入居する地上7階建てのテナントオフィスビルです。2017年に完成しました。

通常のテナントビル事業とは異なり、⼊居テナントを設計着⼿前に決定し、オーナー、大林組を含めた3社の共同事業体を組みました。これにより、計画の初期段階からテナント、オーナー双⽅の要望を聞きながら設計することが可能となり、関係者のニーズに十分に応えた新たな都市型中規模オフィスビルが実現しました。

ファサードは、大通りに面して開けた南側とオフィスやマンションに近接した東西側でそれぞれ異なるデザインとし、視線や日射を制御しています。テナント企業であるTHKをイメージし、2つの形状の違いを対比的、立体的に組み合わせることで、精緻さと力強さを兼ね備えたデザインとしました。

ビル全体の照明には、国産木材とLEDライン照明、サインを統合したデザインシステムを採用。エントランスホールでは、天井・壁・床と一体化した線形の光が、来館者をエレベーターホールまで導く
ビル全体の照明には、国産木材とLEDライン照明、サインを統合したデザインシステムを採用。エントランスホールでは、天井・壁・床と一体化した線形の光が、来館者をエレベーターホールまで導く

THKビルディングの主な受賞概要

  • ABB LEAF Awards 2018 Best Façade Design & Engineering部門 shortlisted
    (リーフ賞 2018 ベストファサードデザイン&エンジニアリング部門 入選+部門賞・大賞候補)
  • ICONIC AWARDS 2018 Architecture部門 WINNER
    (アイコニック賞 建築部門 入選+最優秀候補)
  • German Design Award 2019 Excellent Communications Design Architecture部門 Special Mention
    (ドイツデザイン賞 2019 優秀コミュニケーションデザイン部門 建築分野 特別賞)
  • 第52回日本サインデザイン賞 入選

大林組はこれからも、自然条件や周辺環境に呼応した価値ある建物を造り出すことで、快適なオフィス空間を提供してまいります。