Siemens Gamesa Renewable Energy社と連携協定を締結

プレスリリース

株式会社大林組(本社:東京都港区、社長:蓮輪賢治)は、スペインのSiemens Gamesa Renewable Energy社(以下、SGRE社)と、2019年6月17日に「秋田県北部洋上風力発電事業」の実現と地域貢献に関する連携協定を締結しました。

秋田県北部洋上風力発電事業での風車設置イメージ
秋田県北部洋上風力発電事業での風車設置イメージ

大林組グループは、持続可能な社会の実現のため脱炭素を掲げ、グループ全体でCO2排出量ゼロをめざし、建築、土木、開発事業に次ぐ第4の柱である新領域事業において再生可能エネルギー発電事業に取り組んでいます。現在、約7万世帯分の年間消費電力量を発電する施設(太陽光[28ヵ所、133MW]、風力[1ヵ所、6MW]、バイオマス[1ヵ所、15MW])が稼働しており、今後も、大規模開発によって経済性を確保できるエネルギー源と位置付けられている風力発電を中心に、地熱、小水力などの自然エネルギーを活用した発電事業を推進することとしています。

こうした取り組みの一環として、今般大林組は、開発可能性調査を進めている「秋田県北部洋上風力発電事業」に関し、SGRE社と連携協定を締結しました。SGRE社は全世界で3,100基を超える洋上風力発電機の供給実績を持つリーディングカンパニーであり、大林組は本事業で想定している大型風力発電機の供給メーカーとして同社に優先交渉権を付与しています(2018年12月14日付)。両社は、風力発電機の設置、維持管理における安全の確保や、風力発電事業のためのインフラ整備に向けた協力、地元企業との協力の可能性の検討など本事業の実現に向け必要となるさまざまな課題の解決について相互協力していくこと、さらに本事業を通じた地域貢献を推進していくことで合意しました。

秋田県北部洋上風力発電事業

(1)運転開始 2024年以降を予定
(2)発電規模 最大455MW
(3)事業区域 能代市浅内沖、三種町八竜沖、男鹿市若美沖

Siemens Gamesa Renewable Energy社

SGRE社は、1991年に世界初となる洋上風力発電機を設置して以来、これまでに全世界で3,100基を超える洋上風力発電機、発電容量にして12.5 GW以上の導入実績を誇ります。同社は風力発電機の製造のみならず、風力発電所の設置、維持管理などに関しても豊富な知見と実績を有する風力発電業界のリーディングカンパニー(※1)です。

(1)売上高  91億ユーロ(約1兆1,200億円)
(2)従業員数 23,000人(2018年12月現在)

大林組はSGRE社との連携協定により、地域に貢献する形で本事業の実現に向けた取り組みをさらに推し進めていきます。

※1 2018年12月末現在、SGRE社は欧州の洋上風力発電設備の設置実績(18.5GW)のシェア69%を占めている(出典:WindEurope Offshore Wind in Europe - Key trends and statistics 2018)

以上

この件に関するお問い合わせ先
大林組 コーポレート・コミュニケーション室広報第一課
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