「2020年ドバイ国際博覧会日本館」の建築工事に着手

日本と中東とのつながり、持続可能性に焦点をあてたパビリオンを実現します

プレスリリース

株式会社大林組(本社:東京都港区、社長:蓮輪賢治)のグループ会社である大林ミドルイースト(本社:アラブ首長国連邦、社長:Saad Daghestani)は、独立行政法人日本貿易振興機構(所在地:東京都港区、理事長:佐々木伸彦)から「2020年ドバイ国際博覧会日本館建築工事及び解体・撤去工事」を受注し、現地にて起工式を執り行いました。

現地で執り行われた起工式

本工事は、2020年10月20日から翌2021年の4月10日までの173日間、アラブ首長国連邦(U.A.E.)のドバイにて開催される「2020年ドバイ国際博覧会」に出展する日本のパビリオンを建設するものです。日本館のテーマである「日本と中東とのつながり」および「持続可能性」は、伝統的な中東および日本の建築、技術、文化からインスピレーションを得たデザインや構造に取り入れられています。

ファサード(正面のデザイン)は、アラベスクと麻の葉文様のパターンを組み合わせたもので、日本と中東の間の長い歴史のつながりと文化の交差を表現しています。他者への敬意を表すものとして、日本の折形礼法から発祥した折り紙からインスピレーションを得た立体的な外観で来場者をお迎えします。また、持続可能性に重点を置いて、バードギール(中東の伝統的な建築に見られる風を採り入れるための塔)と打ち水といった中東と日本の伝統的な技術に触発された環境に優しい冷却システムを用いています。

ドバイ国際博覧会日本館 完成予想図

大林組は創業以来、1903年に大阪で開催された内国勧業博覧会を皮切りに、1970年の大阪万博、2005年の愛知万博、2010年の上海万博など数々の博覧会において会場やパビリオンの建設を手がけています。「2020年ドバイ国際博覧会日本館」についても、これまで培ってきた経験に基づく豊富な知識・ノウハウや高い技術力を存分に発揮し、中東で新しい人と人とのつながりを生むパビリオンを実現します。

また、2025年には大阪・関西万博の開催が決定しています。大阪で創業した大林組として、今後、このたびの経験を活かして日本での博覧会の成功にも貢献できるよう取り組んでいきます。

工事概要

工事名称 2020年ドバイ国際博覧会日本館建築工事及び解体・撤去工事
施工場所 U.A.E. ドバイ首長国 ドバイ国際博覧会 会場内
発注者 独立行政法人日本貿易振興機構(ジェトロ)
設計者 株式会社電通ライブおよび委託先
(チーフデザイナー: 永山祐子建築設計、NTTファシリティーズ)
施工者 大林ミドルイースト
工期 建築工事:2019年9月~2020年9月
解体・撤去工事:2021年4月以降~10月
延べ面積 3,254m²
階数 地上2階
構造 S造

以上

この件に関するお問い合わせ先
大林組 コーポレート・コミュニケーション室広報第一課
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