大林組、トランスコスモス、応用技術、BIM業務基盤構築のアライアンスを締結
建設業界で共通して使用できる情報基盤の構築をめざします
-
プレスリリース
株式会社大林組
トランスコスモス株式会社
応用技術株式会社
株式会社大林組(本社:東京都港区、代表取締役社長:蓮輪賢治)と、トランスコスモス株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長兼COO:奥田昌孝)、応用技術株式会社(本社:大阪市北区、代表取締役社長:船橋俊郎)は、BIM(Building Information Modeling)を設計から生産設計、施工管理などで一貫して利用できる情報基盤の構築に向けて、共同で検討するアライアンスを締結しました。
日本の建設業界においてBIMの利用が始まってから約10年がたちますが、設計や施工における一部のプロセスで効果的な活用は図られているものの、建設全体のプロセスを通じて一貫して活用している事例は多くありません。発注者、設計会社、施工会社、専門工事会社など、建築プロジェクトに関わるチームが一つのBIMモデルを作り上げていくことで、最新の正しい建物情報を共有し、その情報を効率的に活用してこそ、生産性向上の切り札となり得ます。
大林組はBIMの一貫利用をめざし、BIMモデルを作成するに当たって共有すべき基準を定め、すべてのプロジェクトで着工時には正しいモデルが存在するよう取り組んでいます。しかし、そのモデルを十分に活用していくためには、より使いやすいツールの整備が課題となっています。本アライアンスでは、大林組が培ってきた設計から生産設計や施工管理などのノウハウと、応用技術の持つシステム開発技術を組み合わせることにより、設計時にモデルを作成するだけでなく、生産の工程においてもモデルを更新し、図面化や情報出力といったアウトプットも容易に行うことができる情報基盤の構築に向けて、検討を進めていきます。また、検討結果は、応用技術がパッケージ化し、トランスコスモスのBPO(※1)サービスを通じて、建設業界に展開していくことを予定しています。
本アライアンスの検討結果がBIMの情報基盤としてのルールや手法の標準化につながれば、BIMモデルを企業間で連携して使用する場合の効果を最大化することができ、ひいては建設業界におけるBIMの一貫利用の普及推進に貢献していくと考えています。
大林組は、お客様の満足度を向上させるために、積極的にBIMを活用する環境を整えるとともに、建設業におけるBIM推進のトップランナーをめざしてまいります。
トランスコスモスと応用技術は、お客様ごとに合わせたBIMの活用を成功に導くために、システム開発・導入・活用支援・BPO・システム提供のトータルサービスを提供してまいります。
- ※1 BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)
企業活動における業務プロセスの企画・設計から実施までを専門企業に外部委託すること
以上
この件に関するお問い合わせ先
大林組 コーポレート・コミュニケーション室 広報第一課
お問い合わせフォーム
トランスコスモス 広報宣伝部
TEL 03-4363-0123
Mail:pressroom@trans-cosmos.co.jp
応用技術 事業戦略本部
TEL 03-5319-3211
Mail:tobim@apptec.co.jp
プレスリリースに記載している情報は、発表時のものです。