インドネシアビンタン島で太陽光型植物工場による大規模水耕栽培の実証実験を開始

東南アジア地域での高品位作物の安定大量供給をめざす

プレスリリース

株式会社大林組(本社:東京都港区、社長:蓮輪賢治)は、Gallant Venture LTD(ガラントベンチャー、本社:シンガポール)(※1)の子会社であるPT. Persada Hijau Cemerlang(ペルサダ ヒジャウ チュムルラン、本社:インドネシア)と、熱帯気候に適応した太陽光型植物工場によるミニトマトと葉物野菜の大規模栽培の実現および流通販売網の確立を目的に、共同実証研究契約を締結しました。今後、インドネシアビンタン島に1ヘクタール規模の実証実験施設を建設し(2020年10月完成予定)、2021年1月からシンガポールおよびインドネシアを中心とした東南アジア圏での販売を開始する予定です。

施設完成イメージ

大林組は、今回の実証実験を通じて、2014年11月に設立した大林組グループのオーク香取ファームの太陽光型植物工場(千葉県香取市)で得た大規模水耕栽培のノウハウに加え、空調による温度管理などの独自技術を適用することで、高度に環境制御された太陽光型植物工場における高品位作物の安定大量供給をめざします。

東南アジア地域では、近年の経済成長による所得の増加や健康志向の高まりなどを背景に、高品位で安全な食材に高い関心が寄せられています。今回の実証実験では、東南アジア地域における流通手段と経路を確立するとともに、同地域における中間所得層以上をターゲットとした市場性の調査および販売先の開拓を行い、将来の大規模事業化の可能性を検討します。

  • ※1 Gallant Venture LTD
    シンガポール証券市場に上場されている、インドネシア向けの投資を目的としたホールディング会社。主要事業は、自動車販売、インドネシアビンタン島およびバタム島における工業団地およびリゾート施設の運営

以上

この件に関するお問い合わせ先
大林組 コーポレート・コミュニケーション室広報第一課
お問い合わせフォーム

プレスリリースに記載している情報は、発表時のものです。