建設用3Dプリンターで造る国内最大規模の構造物を映像で紹介

ソリューション/テクノロジー

大林組は、技術研究所(東京都清瀬市)でセメント系材料を用いた3Dプリンターにより、鉄筋と型枠を使わずに、曲面だけで構成するシェル型ベンチ(幅7m、奥行き5m、高さ2.5m)を構築しました。これは建設用3Dプリンターで造る国内最大規模のものです。

まず、大型のロボットアームに取り付けたノズルから特殊モルタルを連続的に吐出し、幅3cm、厚さ5mmで積層して、型枠に代わるフレームを製造します。次に、鉄筋不要の超高強度繊維補強コンクリート「スリムクリート®」をフレーム内に流し込み、一体化します。複雑な形状でありながら高強度、軽量化を実現したシェル型ベンチが完成するまでの様子を動画でご覧ください。

(動画再生時間:3分02秒)

大林組は、デザインの自由度と可能性を高め、安全で安心して供用できる建造物を社会に提供するため、これからも新技術の開発に努めてまいります。