「パンデミック®エマージェンシーセンター」に新型コロナウイルス感染症対応病棟を追加しシリーズ化

医療機関の要望や患者の症状ごとに求められる機能に応じた5種類を整備しました

プレスリリース

株式会社大林組(本社:東京都港区、社長:蓮輪賢治)は、従来開発した「新型インフルエンザ対応緊急病棟(パンデミックエマージェンシーセンター:PEC)」を改良し、新型コロナウイルス感染症対応病棟として患者の症状ごとに求められる機能別にユニット化した新たなタイプをPECシリーズとして追加しました。

PEC original

大林組は2008年に新型インフルエンザが流行したことに伴う医療病床の不足に対応するため、短期間で設置が可能な仮設緊急病棟として「PEC original」ならびに屋外での診察を想定した「PEC発熱外来」を開発しました。PEC originalは、隔離が最優先されるウイルス疾患に対応することを目的とし、面会廊下を設けるなど面会者や医療スタッフの交差感染の防止に配慮した仕様です。

PEC original

今回、新型コロナウイルス感染拡大防止と医療スタッフのための安全・安心な医療環境の実現という社会の要請に応えるため、大林組が医療機関や医薬品施設、バイオクリーンルームなどさまざまな物件を設計・施工することで培ってきた知見とノウハウを活用し、新型コロナウイルスの中等症患者に対応した「PEC Ⅱ」、重症患者対応の「PEC/ICU」を新たなラインナップとして追加しました。さらに、PEC originalと同じ平面図ながら部材を既製品にすることでより短工期での設置を可能とした「PEC quick」を加えることで、医療機関のさまざまな要請に応えることができます。

PECシリーズは、すべて約500m²のプレハブユニットを基本としているため、医療機関ごとに異なるニーズに合わせた組み合わせや、患者の増加に伴う増築にも対応できます。また、内部間仕切りもアレンジが可能であり、建築や設備の仕様によって柔軟に対応できます。

PEC Ⅱは、酸素吸入が必須であり人工呼吸器の装着もありうる新型コロナウイルスの中等症患者収容を想定し、医療ガスの酸素と空気をセントラル配管で供給します。基本プランでは30床としていますが、必要病床数に合わせて伸縮できます。

PEC Ⅱ

「PEC/ICU」は、重症患者治療に対応できるよう人工呼吸器、人工心肺装置(ECMO)の装着を前提とし、ICU(集中治療室)の施設基準である1床当たり20m²としています。

床仕様はECMOなど重量機器に対応させ、アイソレーション回路付の電源設備、医療ガスのセントラル配管を実装しています。加えて、通常ICUは空気圧を陽圧とし排気を促しますが、PEC/ICUでは菌の排出を防ぐため、ほかのPECシリーズと同様に陰圧とします。また、患者、スタッフ、資材の搬出入動線を独立させることで、関係者の安全を確保します。

PEC/ICU

大林組は、ESG経営の推進により事業活動を通じて多様な社会課題の解決に取り組み、SDGs達成への貢献をめざしています。今後も行政や医療機関からのさまざまなニーズに対応して、PECシリーズの拡充と改善に努めていきます。

PECシリーズ 一覧

パンデミックエマージェンシーセンターを動画でご覧いただけます

(動画再生時間:2分47秒)

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この件に関するお問い合わせ先
大林組 コーポレート・コミュニケーション室 広報課
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