大林組はBSIグループジャパン(英国規格協会)からISO 19650に基づくBIM BSI Verification認証を取得

技術・ソリューション

大林組は、8月3日に、BSIグループジャパン(英国規格協会)からISO 19650-1およびISO 19650-2(※1)に基づく「設計と建設のためのBIM BSI Verification(検証)」 の認証を取得しました。

BIMは、デジタルモデリングを使用して、初期設計から建設、保守、最終的に廃棄に至るまで、建設資産のライフサイクル全体にわたる情報マネジメントの仕組みであり、ISO 19650は、その情報マネジメントを行うための業務フローを示した国際規格です。

このたび大林組は、プロジェクト管理の合理化・効率化を図るため、BIM活用の業務をISO 19650に基づいて標準化することで、情報マネジメントの概念であるISO 19650-1、および建物を設計・建設する段階の業務フローを規定するISO 19650-2に基づく認証を、元請受託組織(※2)として取得しました。

8月18日に行われた認証授与式。大林組執行役員 岡野(左)、BSIグループジャパン代表取締役社長 漆原氏(右)

今後、業界のリーディングカンパニーとして、協力会社などを含む情報管理基準を確立、展開し、業界全体へのBIMの普及に貢献していきます。

  • ※1 ISO 19650は、BIMを含む、建築および土木工事に関する情報の統合およびデジタル化を規定
    ISO 19650-1:2018は、BIMを使用した情報マネジメント:概念及び原則
    ISO 19650-2:2018は、BIMを使用した情報マネジメント:資産のデリバリーフェーズ
    ISO 19650-3:2020は、BIMを使用した情報マネジメント:資産の運用フェーズ
    ISO 19650-5:2020は、BIMを使用した情報マネジメント:情報マネジメントへのセキュリティを意識したアプローチ
    をそれぞれ規定している。
  • ※2 元請受託組織
    発注者の要件を受託(請負)し協力会社などに発注する組織