ジャヤ大林がジャカルタ日本人学校の子どもたちに特別授業を実施

サステナビリティ

大林グループのジャヤ大林は、2022年12月5日、インドネシア・ジャカルタ日本人学校の子どもたちにSDGs(持続可能な開発目標)をテーマとした特別授業を行いました。

ジャヤ大林は1972年の設立以来、インドネシア各地において工場、オフィスビル、住宅など数々の建設に携わってきました。

2022年に創立50周年を迎えたジャヤ大林は、今後もインドネシア社会への貢献をめざし、SDGs、ESG(環境・社会・企業統治)活動の一環としてマングローブの植樹活動を実施。この取り組みがインドネシアの邦字新聞、じゃかるた新聞に取り上げられたことから、今回の授業開催となりました。

特別授業では、地球温暖化や異常気象、生物多様性の危機など今世界で起こっていることを例に挙げながら、SDGsを促進することの大切さを子どもたちに伝えました。

さらに、日本の「木の高齢化」にも着目。古木は二酸化炭素を吸収せず、放置すると土砂崩れなどの災害を誘発することをスライドを用いながら説明し、植林地などで育った木を「伐(き)って使い」、新たな木を「植え育てる」ことを繰り返す重要性を説きました。

こうした森林資源の循環に寄与するため、大林グループでは木造建築を通してさまざまな取り組みを行っていることを紹介しました。子どもたちは特に、森と共生する街「LOOP50」建設構想の説明に興味津々でした。

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小学部の6年生21人が出席。世界中の人が今の生活を続けていくと「地球約1.7個分」の自然資源が必要になることを伝えると「自分にできる小さなことが、少しでも社会に役立てばいいな」との声が上がった
2022年7月、北ジャカルタのタマン・ウィサタ・アラムでマングローブ560本を植樹。二酸化炭素を吸収し地球温暖化の抑制に役立つとされるマングローブは、高波や津波などの自然災害から人々の生活や生態系を守る「みどりの防波堤」の役割も果たす(提供:じゃかるた新聞)

大林グループは、カーボンニュートラルの実現に向けて、森林資源の循環促進、木造建築などに取り組むとともに、SDGs達成に向けた次世代の育成・支援に努めてまいります。