大林組のBIMモデリングルール「Smart BIM Standard®」を一般公開

標準化による多事業者間のBIM活用促進をめざす

プレスリリース

株式会社大林組(本社:東京都港区、社長:蓮輪賢治)は、大林組のBIMモデリングルールである「Smart BIM Standard(SBS)」を社外に公開します。

Smart BIM Standard(SBS)ウェブサイトhttps://smartbimstandard.com/

BIMモデルのモデリングルールは標準化、公開されたものが少なく、発注者や設計事務所、元請施工会社、専門工事会社など異なる事業者を横断したBIMの活用が進まない要因となっています。設計・施工を通したBIMの一貫利用に向けて、大林組は2018年に「プロジェクト関係者が等しく理解できるBIMモデルをつくるための基準」としてSBSを策定し、社内ルールとして、これまで多くのプロジェクトに利用してきました。

今般、SBSの考え方や内容を社外に提示することが、BIM標準化に向けた議論を活性化させ、多事業者間のBIM活用のハードルを下げることにつながると考え、SBSを公開することとしました。

今回の公開は、各事業者がSBSのコンセプトを理解し、同じ考え方に基づき、具体的なファミリ(※1)やテンプレートを参考に各々がルール化することをめざしています。公開サイトは、SBSを理解するためのコンセプトなどを説明する「一般公開ページ」と、丸紅アークログ株式会社のArch-LOGサービスを活用した、ファミリ、テンプレート、マニュアルなどの「ダウンロードページ」で構成されており、一年間の期間限定で公開する予定です。(コンテンツは随時追加予定)

大林組は、SBSの公開を通じたBIMモデル標準化への取り組みにより、企業間の壁を越えたBIMの一貫利用を推進し、建設プロセスにおける生産性向上に貢献します。

  • ※1 ファミリ
    構造材や壁、屋根、窓、ドア部材から、製図に使用する記号まで、Revitプロジェクトに追加する全ての要素の総称

以上

この件に関するお問い合わせ先
大林組 コーポレート・コミュニケーション室広報課
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