JR東日本グループ初の木造商業ビル(仮称)nonowa国立SOUTH着工のお知らせ
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プレスリリース
株式会社JR中央線コミュニティデザイン
株式会社大林組
JR東日本グループの株式会社JR中央線コミュニティデザイン(本社:東京都小金井市、代表取締役社長:髙橋好一)は、国立駅南口に計画中の木造商業ビル「(仮称)nonowa国立SOUTH」について、2024年春の開業に向け、2023年3月中旬、株式会社大林組(本社:東京都港区、代表取締役社長:蓮輪賢治)の設計施工により、本工事に着手します。

また、本計画は2022年11月に先導的な木造建築物として設計・施工技術などの広範な普及・発展が期待でき、脱炭素社会の実現に資する計画として認められ、国土交通省の「令和4年度サステナブル建築物等先導事業(木造先導型)」(※1)として採択されています。
本計画について
JR東日本グループ初の木造商業ビルとして、大林組の中高層木造建築の技術を導入し、ビルの構造部などへ積極的に木材を使用することで、CO2の固定化、森林資源の循環利用促進に寄与するとともに、「サステナブル」をキーワードに、景観やまちづくりへの取り組みに力を入れる国立という立地にふさわしい商業ビルの建築をめざします。
本建物の特徴について
(1)木材の積極的利用により、約150tのCO2量を固定化
本建物では、構造材をはじめとした各所に木材を積極的に使用することで、試算上、約150tのCO2量(1haのスギ人工林が吸収するCO2量の17年分に相当)が固定可能となります。内装仕上げなどには、地域の木材である多摩産材を使用し、林業・木材産業をはじめとする地域経済の活性化に貢献します。
(2)都市木造の普及を促進させる木柱と鉄骨梁のハイブリッド木造技術を採用
本建物は、防火地域内に位置し、防耐火の要件が厳しい地域でありながら、構造部や内装仕上げ部に積極的に木材を採用します。構造部は、大林組の技術である「オメガウッド(耐火)」(※2)を採用した木柱と、鉄骨梁を組み合わせたハイブリッド木構造とし、鉄骨梁も耐火被覆に集成材を利用した木質ハイブリッド集成材梁を採用することで、木造の耐火建築物を実現します。
また、異種構造の接合部は耐火性能上、熱伝搬の課題があることに対し、本建物では、接合部(仕口)に、プレキャストSRC造を採用し、熱伝搬を抑止することで解決しています。また、1階木柱の柱脚部は、地盤面より約1mの高さまでRC造とすることで、木柱部の応力低減と併せて、防腐・防蟻対策を図っています。
これらの技術により、国土交通省から、本計画が先導的な木造建築物として設計・施工技術などの広範な普及・発展が期待でき、脱炭素社会の実現に資するとして認められ、「令和4年度サステナブル建築物等先導事業(木造先導型)」として採択されました。

大林組の木造建築への取り組みについて
大林組はOBAYASHI WOOD VISION(※4)を掲げ、本計画におけるハイブリッド木造技術とともに、都市部における中高層木造の商業施設建築で得られる知見を活用し、木造建築のさらなる普及に努めるとともに、高まる顧客からの木造建築へのニーズに対して多様なソリューションを提供することにより、地球・社会・人のサステナビリティの実現に貢献します。

計画概要
施設名称 | (仮称)nonowa国立SOUTH |
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計画地 | 東京都国立市中1丁目1-52 |
敷地面積 | 約840m²(既存nonowa国立WEST除く) |
延べ面積 | 約2,450m²(既存nonowa国立WEST除く) |
主要用途 | 物販・飲食・サービスなど |
階数 | 地上4階 |
構造 | 木造(一部鉄骨造) |

スケジュール(予定)
工事 | 2023年3月~2024年3月 ※2023年2月から準備工事着手 |
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開業 | 2024年春 |
※出店テナントや運営の詳細は、現在検討中のため別途プレスリリースなどで順次お知らせします
開発事業者概要
商号 | 株式会社JR中央線コミュニティデザイン |
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本社所在地 | 〒184-0004 東京都小金井市本町1-18-10小金井本町ビル5F |
URL | https://www.jrccd.co.jp/company/ |
代表取締役社長 | 髙橋好一 |
実施設計・施工者概要
商号 | 株式会社大林組 |
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本社所在地 | 〒108-8502 東京都港区港南2-15-2 |
URL | https://www.obayashi.co.jp/ |
代表取締役社長 | 蓮輪賢治 |
- ※1 令和4年度サステナブル建築物等先導事業(木造先導型)
国土交通省が、住宅・建築物の木造化に係る先導的な技術の普及啓発に寄与する木造建築物に対し、予算の範囲内において、当該提案に基づくプロジェクトの実施に要する費用の一部を補助することを目的として実施される事業 -
令和4年度サステナブル建築物等先導事業ウェブサイト
評価委員会講評
- ※2 オメガウッド(耐火)
大林組が株式会社シェルターとの技術協力により2016年に開発した、汎用木材による耐火木造技術。本計画では、オメガウッド(耐火)の燃えしろ層がない、「1時間耐火認定柱」の認定を新たに採用し、意匠性が求められない設備諸室内などには素地で使うなどローコスト化に貢献している
- ※3 木質ハイブリッド集成材
木質ハイブリッド集成材の製造・販売は、日本集成材工業協同組合となる
- ※4 OBAYASHI WOOD VISION
「OBAYASHI WOOD VISION」は、木を中心とした豊かな循環型社会「木と共に、巡る未来」の実現をめざした大林組の取り組み
以上
本リリースについてのお問い合わせ先
JR中央線コミュニティデザイン 総務人事部 広報担当
TEL:042-316-4401
E-Mail:press@jrccd.co.jp
大林組 コーポレート・コミュニケーション室広報課
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