株式会社大林組（本社：東京都港区、社長：蓮輪賢治）は、協力会社組織である大林組林友会連合会（会長：山本正憲、以下 林友会）と共に、協力会社の抱える経営課題の解決と、経営者、社員、若手技能者の確保・育成を支援することを目的として、2023年4月3日に、「事業と技能のあとつぎ支援センター」（以下「あとつぎ支援センター」）を開設します。

建設業界は、技能者の高齢化や後継者不足により、専門工事会社の事業継続・担い手確保が課題となっており、林友会加盟会社へのアンケート結果でも、経営上の課題として「後継者の不在」や「従業員、技能者の不足や育成」が多く挙げられていました。

これらの経営上の課題を解決・支援するため、「あとつぎ支援センター」では林友会加盟会社を対象に相談窓口を設置し、採用、教育、事業承継、ICT・DX活用などの事業活動に関するさまざまな相談を受け付け、大林組が提携する専門コンサルタントと連携して対応します。また、経営者や社員を対象とした各種研修会の開催、教育コンテンツ（eラーニング）の配信など、教育機会を提供していきます。

「あとつぎ支援センター」の主な支援内容は次のとおりです。

大林組では、林友会と共に2014年に技能者向けの教育訓練校を設置し、技能者の育成、確保の支援、協力会社の後継経営者の育成に取り組んできました。「あとつぎ支援センター」の設置により、協力会社の経営課題の解決に向け、より一層、積極的に支援します。

大林グループは、「地球・社会・人」のサステナビリティの実現をめざし、技能労働者不足の解消や技能伝承の促進に向けて、あらゆる観点から技能者の意欲向上や人材育成に貢献すべく努めていきます。