株式会社大林組（本社：東京都港区、社長：蓮輪賢治）の海外グループ会社であるOBAYASHI PROPERTIES UK LIMITED（大林プロパティズUK、以下、OPUK）（所在地：英国ロンドン）は、英国ロンドン・シティ所在のオフィスビル「60 Gracechurch Street」の再開発による建て替えを企図し、このたびロンドン市から開発許認可を取得しました。

「60 Gracechurch Street」は、ロンドン証券取引所、イングランド銀行などが立ち並ぶ歴史的な金融地区「ロンドン・シティ」に位置しており、OPUKは本物件を2023年3月に取得しました。地下鉄「BANK」または「MONUMENT」駅から徒歩2分、「CANNON STREET」駅から徒歩5分と交通利便性が高く、また、高さ規制の厳しいロンドン・シティにおいて高層ビルの建築が可能となる希少な立地であることから、OPUKは再開発による建て替え検討および行政協議を行ってきました。本案件においては、バルコニーの各階設置やパブリックスペースの充実を図るとともに、最高ランクの環境性能を確保するなどロンドン市やテナントのニーズに応えた施設計画と環境に配慮した開発を進めていきます。

OPUKは、本案件のほかに、ロンドン・シティに、オフィスビル「Bracken House（ブラッケンハウス）」および「20 Gracechurch Street（持分75%）」を保有しており、英国ロンドンにおける不動産事業は、大林グループの安定的な収益基盤の強化に大きく貢献します。大林グループは今後も賃貸ポートフォリオの多様化をグローバルに推進し、企業価値の向上に取り組みます。