大屋根リングが第44回日本照明賞を受賞
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サステナビリティ
9月15日、第44回日本照明賞の受賞式が行われ、大林組が携わった大屋根リングの照明が受賞しました。
日本照明賞は、照明学会が日本の科学、技術、産業、芸術、文化の向上に貢献した、世界に誇る優れた照明分野の業績を顕彰するものです。受賞作品は厳正な審査を経て選出され、受賞事例がない年もあるほど、高い水準で審査が行われています。
2025 大阪・関西万博 大屋根リングの照明設備 「新しい夜」のものさし
大屋根リングは、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)の理念「多様でありながら、ひとつ」を表す会場のシンボルであり、世界最大の木造建築物です。その照明計画では、来場者の体験、屋外照明の適正化、運用・環境配慮の3つの観点から、光のあり方を追求しました。
大屋根リングを通って会場中心部へ向かう来場者を落ち着きのある光で迎え、各パビリオンの明るさを引き立てるため、地上部(グラウンドウォーク)の照度を抑えました。また、複数の照明要素を組み合わせて大屋根リングをライトアップすることで、木架構の構造美を浮かび上がらせ、ランドマークとしての存在感を高めています。
屋外照明では、過剰な明るさや空への光漏れを抑制しながらも、歩行者の安全性と快適性を確保しています。2階(スカイウォーク)では、日没後の時間帯や人の流れに応じて光環境を変化させたほか、立春・冬至などの二十四節気に応じた色の演出を取り入れました。その時々の利用状況や季節に合った照明とすることで、夜間景観の美しさと快適な歩行環境を実現しています。
運用・環境面では、AI搭載カメラが捉えた歩行者の流れとクラウド上の照明制御システムを連携し、大規模な照明設備を効率的かつ柔軟に管理できるようにしました。遠隔監視や状況に応じたリアルタイムな操作を可能にすることで、運用時の省人化にもつなげています。また、太陽光発電を活用した自立型の照明器具を開発・採用し、景観との調和と環境負荷の低減にも配慮しました。
こうした取り組みにより、大屋根リングの照明設備は、木架構の存在感を引き出す象徴的な夜景を創出しました。また、会場全体の照明が過剰にならないよう、夜間景観の方向性を示した点も評価され、今回の受賞につながりました。
| 業績名 | 2025大阪・関西万博 大屋根リングの照明設備 「新しい夜」のものさし |
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| 種別 | 計測・技術、施設 |
| 受賞者 | 全体監修・基本計画・基本設計グループ:藤本壮介建築設計事務所、LIGHTDESIGN INC.、東畑・梓設計共同企業体 実施設計・施工グループ:大林組、清水建設、竹中工務店 照明設備技術開発グループ:パナソニック エレクトリックワークス、パナソニックEWエンジニアリング、エルズ・ジャパン |
大林組はこれからも、心地よさや豊かさをもたらす優れたデザインの建築物を提供し、より良い社会の実現に貢献してまいります。