大屋根リング
The Grand Ring2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)の会場シンボルとなった大屋根リングは、万博会場のコンセプト「多様でありながら、ひとつ」を象徴する世界最大の木造建築物です。109個の木架構ユニットを円形につなぎ、幅約30m、高さ約20m、内径約615m、周長約2kmという規模を誇ります。日本の伝統構法「貫接合(ぬきせつごう)」を基盤とし、現在の耐震基準を満たすために剛性を高め、安全かつ合理的な施工を可能にする独自技術を採用しました。大林組が担当したPW北東工区では、柱材の約50%に四国産ヒノキ、梁材には福島産のスギを採用。構造体を地上で組み立て、揚重しながら取り付ける独自工法を導入し、さらにBIMを活用したプロジェクト管理システム「プロミエ®」といったデジタル技術を多数採用しています。
| 施設用途 | サービス・アミューズ | ||
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| 所在 | 大阪府大阪市 | ||
| 発注 | 公益社団法人2025年日本国際博覧会協会 | ||
| 設計 | 会場デザインプロデューサー:藤本壮介、設計監理:大林組、大鉄工業、TSUCHIYA、安井建築設計事務所(※大屋根リング北東工区の実施設計・工事監理:大林組) | ||
| 竣工 | 2025年2月 他社と共同施工 |
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