放射線モニタリング技術の実証試験を開始へ

きめ細かいモニタリングで被災地の早期復旧をめざします

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8月31日から9月2日まで東京ビッグサイトで開催された「2011 土壌・地下水浄化技術展」で実機を紹介

8月31日から9月2日まで東京ビッグサイトで開催された「2011 土壌・地下水浄化技術展」で実機を紹介

大林組は、AMEC Environment and Infrastructure(本社:イギリス ロンドン)保有の放射線モニタリング技術「オリオン・スキャンプロット」について、日本国内で適用するために、共同で検討する契約を締結しました。

オリオン・スキャンプロットは、GPS(全地球測位システム)を搭載した計測システムで放射線を測定し、汚染状況をマップ表示するものです。放射性物質の種類や量、広がり状況などが一目で把握できます。

米国での原子力関連施設の環境修復などで実績のあるオリオン・スキャンプロットの国内への導入に向けて、今後、必要な検討や実証試験をAMEC社と協力して進めていきます。

GPSを搭載した放射線モニタリング技術「オリオン・スキャンプロット」の概要

測定箇所の地形や障害物の状況などに合わせて、きめ細やかな計測が可能です

・バックパック型やバギー型、車両型もあり、測定箇所の地形や障害物の状況などに合わせて、きめ細かい計測が可能です。

放射線を面的に調べ、GPSの位置情報と放射線量の測定結果をもとに、ビジュアルでわかりやすいマップにします 

・放射線を面的に調べ、GPSの位置情報と放射線量の測定結果をもとにマップ表示します(高い値を示すホットスポットの有無などが一目で確認できます)。測定し残した箇所もマップ上に表示されるので、測定漏れを防ぐことができます。

放射性物質の種類を特定できるため、自然放射線と原発由来の放射線を区別でき、より正確に汚染の状態が把握できます 

・放射性物質の種類を特定できるため、自然放射線と原発由来の放射線を区別でき、より正確に汚染の状態が把握できます。

・放射性物質の除染作業開始前に敷地内の汚染の状態を詳細に把握し、除染作業の効率化・合理化が図れます。また、除染作業後に再びモニタリングすることで除染効果を確認できます。