大林組グループの大林クリーンエナジーは、太陽光などのクリーンな自然エネルギーを活用した発電事業に取り組んでいます。現在、全国11ヵ所、15発電所が稼働しており、その発電状況を「大林組の再生可能エネルギー創出事業 -電気もつくる大林組-」でご紹介しています。
今回ウェブサイトでは、太陽光発電によるCO2削減量、スギによるCO2の吸収量、発電量で賄える世帯数などを数値化し、クリーンなエネルギーによる環境への貢献を見える化しました。
私たちの暮らしを支える、電気、ガス、ガソリンなどのエネルギーは、大きく化石燃料(※1)と非化石エネルギー(※2)に分けられます。国内で使われているエネルギーは、そのほとんどを化石燃料の輸入に頼っており、エネルギー自給率は水力、地熱、太陽光、バイオマスなどによる4.4%にすぎません(参考 経済産業省「エネルギー白書2013」)。
一方、石油などの化石燃料は埋蔵量に限りがあるとともに、燃焼時には地球温暖化の原因となる二酸化炭素(CO2)が排出されるため、環境に配慮したエネルギーとして非化石エネルギーの活用が期待されています。
大林組では、中長期環境ビジョン「Obayashi Green Vision 2050」で、気候変動に影響を与えることのない低炭素社会の実現をめざしています。その取り組みの一つとして、非化石エネルギーの中でも、太陽や風、水、森林など自然の中に豊富にある再生可能エネルギーの活用を推進しています。
今後、大林クリーンエナジーは太陽光発電で発電規模100MWの事業化をめざしています。100MWは約3万1,000世帯分の年間消費電力量に相当します。これからも各地で稼働する発電所情報をウェブサイトに追加し、発電状況をお知らせしていきますので、ぜひ、ご覧ください。
- ※1 化石燃料
石炭や石油、天然ガス、LP(液化石油)ガスなどがあり古代地質時代の動植物の死骸が化石化し燃料になったものです
- ※2 非化石エネルギー
原子力エネルギーや、太陽光、風力、水力、地熱、バイオマスなどの再生可能エネルギーがあります。日本での再生可能エネルギー利用(水力除く)は1.6%と極めて低い状況です(参考 電気事業連合会「2012年度電源別発電電力量構成比」)