土木(Civil Engineering)とは「市民の文明的な暮らしのために人間らしい環境を整えていく仕事」との考え方をもと、土木学会では、土木工学の進歩、土木事業の発達、土木技術者の資質向上といった社会の発展への寄与を目的に、さまざまな活動を展開しています。
その一環として、国内外の優れた土木事業や新技術、さらには土木工学、土木事業に多大な貢献があった方々を、毎年、土木学会賞として表彰しています。
このたび、平成25年度の土木学会賞が発表され、大林組は、技術賞や環境賞をはじめとする多くの分野で表彰されました。
【平成25年度土木学会賞 主な受賞】
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技術賞
小土被り・超近接併設施工を克服した扁平断面シールドによる道路トンネルの急速施工
―さがみ縦貫川尻トンネル工事―
小土被りトンネルの施工に開削ではなくシールド工法(URUP工法)を適用。周辺住民の生活環境を維持するとともに、工期の短縮や環境負荷の低減を実現しました。
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倉敷・波方国家石油ガス備蓄基地の建設
―地下150mにわが国初の水封式LPG岩盤貯槽を建設―
わが国で初めて高圧ガスを貯蔵する大規模な岩盤貯槽を実証し、岩盤空洞の設計・施工技術の発展に大きく貢献しました。
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環境賞
木材チップ塩成土壌改良工法による
東日本大震災塩害農地再生プロジェクト
塩害農地に木材チップと土壌改良材を混合し、雨水と自然排水だけで除塩を行う工法は、迅速性、経済性に優れ、震災復旧対策に大きく貢献すると評価されました。
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技術開発賞
トンネル発破低周波音消音器の開発
音響管の共鳴現象によりトンネル発破音を低減。掘削工程の早い段階で発破に切り替えられることで工期短縮、コスト削減を可能とし、今後のトンネル工事における環境対策技術にも貢献しました。
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国際活動奨励賞
定松道也(大林組 海外支店土木営業部副部長)
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技術功労賞
上久保正義(大林組 東京本店土木事業部工事第一部担当部長)
大林組は、豊かに暮らせる国づくりを通して社会の発展に寄与するため、これからも安全・安心を支える土木技術の開発に努めてまいります。