ジャカルタの高速道路建設現場の所長 ウーマン・オブ・ザ・イヤー受賞

海外土木プロジェクトにおける日本初の女性所長の活躍を評価

サステナビリティ

12月2日、日経BP社「日経WOMAN」が主催し、内閣府が後援する「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2017」の表彰式が行われ、大林組ジャカルタ高架橋工事事務所所長の大西陽子が「ドボジョ(※1)」キャリア開拓賞を受賞しました。

表彰状を授与される大林組の大西(写真右)

表彰状を授与される大林組の大西(写真右)

大賞となった東宝アニメ映画「君の名は。」宣伝プロデューサーをはじめ7人が受賞

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ウーマン・オブ・ザ・イヤーは、その年に各界で目覚ましい活躍をした女性たちを表彰し、働く女性たちにロールモデルを提示することを目的としたもので、今年で18回目を迎えます。

大西は、女性従事者がいまだ少ない土木分野の技術者として、自ら総合職(2002年当時)に転換してキャリアを積み、現在は200人以上が働く海外土木現場の所長を務めながら、仕事と子育てを両立させている点が高く評価されました。

大林組は現在、インドネシア最大の貿易港タンジュンブリオク港にアクセスするための高速道路約1.9kmを建設しています。大西は2013年からこのプロジェクトに参加。2015年、所長に就任しました。

表彰式後には、審査員と受賞者による特別セッションが行われ、働く女性たちへのメッセージが伝えられました。大西は、大林組で20年以上積み重ねた経験を振り返り、「継続することの大切さ」を力強く語りました。

子どもを見てもらえる環境があり周囲の理解にも恵まれている、と海外での子育てを笑顔で語る大西

子どもを見てもらえる環境があり周囲の理解にも恵まれている、と海外での子育てを笑顔で語る大西

大林組は、すべての社員が活き活きと働き続けられるよう、これからも社員一人ひとりに応じた働き方やキャリア形成をサポートしてまいります。

  • ※1 ドボジョ
    土木系女子の略で、土木関係の仕事に携わる女性のこと。現在、建設業界では活躍する女性技術者・技能者を「けんせつ小町」と称して応援し、女性が活き活きと活躍できる建設業をめざしたさまざまな取り組みを推進している