PPP/PFI
新たな産業としての「PPP・PFI事業」
拡大が見込まれるPPP・PFI市場において、最適な公共サービスを提供する主要な担い手をめざします。
PPP/PFIとは
PPPとは
公共団体と民間が連携して公共サービスの提供を行うスキームをPPP(Public Private Partnership:パブリック・プライベート・パートナーシップ:公民連携)と呼びます。PFIは、PPPの代表的な手法の一つです。PPPの中には、「PFI」「指定管理者制度」「市場化テスト」「公設民営(DBO)方式」さらに「包括的民間委託」「自治体業務のアウトソーシング」なども含まれます。
PFIとは
PFI(Private Finance Initiative:プライベイト・ファイナンス・イニシアティブ)とは、「公共施設などの建設」「維持管理」「運営」などを「民間の資金」「経営能力」および「技術的能力」を活用して行う新しい手法です。
大林組のPFIへの取り組み
業界の先駆者として、海外のPFI事業に参入
大林組は、わが国におけるPFI法の施行前から、社内に専門委員会を設置し、PFI事業の研究に着手してきました。「スタジアム・オーストラリア」や「シドニーM2高速道路」など、日本国内に先行して、海外でPFI事業の経験を積んできました。1999年9月のPFI法施行を受けて、1999年12月にPFIの専門部署を立ち上げ、日本国内のPFI事業に積極的に参入し、国内PFIでは最多の実績を誇ります。
大林組の強み
事業ニーズの把握、事業目的に沿ったスキームの構築
- 長年の経験やノウハウの蓄積により、それぞれの事業趣旨に沿ったアライアンスメンバーの選定、事業計画の策定をします。
プロジェクトファイナンスの組成
- PFI事業では初期整備資金をプロジェクトファイナンス(※1)で調達する必要があります。
- 大林組は太陽光発電事業など再生可能エネルギーでも同種ファイナンスを組成するなど、多数のプロジェクトファイナンス組成実績を持ちます。
建設期間のみならず事業期間にわたり、事業者全体を束ねるマネジメントの実施
- PFI事業では設計、建設、運営、維持管理企業といった多数の職種が関与するため、事業者全体を束ね、調整する役割が重要になります。
- 大林組は建設期間のみならず、事業期間の終了まで事業全体のマネジメントを行い事業の円滑な推進を実現します。
公共体のエージェントとして、ワンストップでの対応
- 複数企業が関与するPFI事業は、事業発注者である公共体としても各企業への伝達や調整が負担となります。
- 大林組は常に事業発注者である公共体のニーズや真意を捉え、公共体のエージェントとして事業者の全体調整や事業推進に取り組み、公共体の負担を軽減します。
※1 プロジェクトファイナンス:親会社(特別目的会社の株主)に保証は求めず、特定の事業で生み出すキャッシュフローのみに返済を依存する融資形態