外防水膜形成工法

アクアカット工法

無機系材料を注入することで、地下躯体外部に防水膜を形成させます

構造物と外周地盤の境界面に、無機系材料をゲル化させながら低い圧力で地下構造物内側から注入し、構造物外周面に防水膜を形成する工法です。注入孔をコアドリルで削孔(さっこう)した後、2種類の注入材を注入孔先端で混合させてゲル化、固化させます。

1 漏水排水処理コストを大幅に縮減します
  • 注入材は、地下壁外側に密着して広がり、止水性の高い防水膜を形成できます。
  • 薄くて広い防水膜を形成できるため、少量の注入で潜在ひび割れの止水も可能になります。
2 高い耐久性を維持します
  • 低い圧力で注入を行うため、新たなクラックは発生しません。
  • 注入材に超微粒子セメントなどの無機系材料を使用するため、材料の劣化はほとんどありません。
3 供用中の施設での施工が可能です
  • 注入箇所数が少ないため、施工期間を短縮できます。
  • 注入プラント設備は小規模のため、施設の供用への影響はありません。

施工時のイメージ

施工時のイメージ

概要および模式図

概要および模式図

防水膜形成状況

           防水膜形成状況
(各孔から赤色または黄色に着色した注入材を注入して充てん状況を確認した)

【実績・適用例】

  • シールドトンネルセグメント切り開き部の止水
  • 地下電気室ボックスカルバート止水
  • 連壁漏水補修など

施工状況

施工状況

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