制振システム

フラマスダンパー

壁面装置を利用してエコと耐震性能を両立

フラマスダンパー

建物のエコ改修において、壁面緑化や太陽電池、庇・ルーバーなどを取り付ける際に、それらを高減衰ゴムで水平方向に動くようにして、「おもり」として揺れを打ち消す制振システムです。大林組技術研究所で実施した4分の1スケールでの性能確認試験では、地震などの大きな揺れを20~40%低減できることを確認しました。

改修と同時に建物の外周だけで工事するので、ブレースや耐震壁などによる耐震改修に比べ、意匠上の制約や室内空間への影響が少ないほか、工期を短縮できるメリットもあります。

斜め方向に地震が生じると「おもり」が動いて高減衰ゴムが地震力を吸収

斜め方向に地震が生じると「おもり」が動いて高減衰ゴムが地震力を吸収します

1 外観や眺望を損ないません
  • 壁面緑化や太陽電池などが、そのまま制振システムとして機能します。
2 建物を使いながら設置できます
  • 建物の外周に環境装置を取り付けるだけの工事で済みます。
3 コストが増加しません
  • ブレースなどによる耐震改修とエコ改修を別々に行う場合と同等のコストで施工できます。(施工条件により異なります)
  • 新築工事では、オイルダンパーなどの装置と同等のコストで耐震性能を向上できます。
4 エコと耐震補強を両立できます
  • 環境に配慮したダブルスキンサッシや壁面緑化などを組み合わせることで、環境負荷の低減と耐震性能の向上を一挙に達成できます。

ダブルスキンにフラマスダンパーを適用した場合

ダブルスキンにフラマスダンパーを適用した場合

 

 

耐震改修にフラマスダンパーを適用した場合、性能確認試験(黄色部分が「おもり」)

 

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