鋼矢板併用型直接基礎

シートパイル基礎工法

シートパイルとフーチングを接合することで橋脚基礎の支持力を向上させます

シートパイル基礎工法とは?

仮土留めに使用したシートパイル(鋼矢板)を、直接基礎のフーチング(構造物基礎の底版部)と接合させる基礎工法です。直接基礎では支持力が不足する砂質地盤などに適用できます。また、既設の直接基礎、杭基礎に適用することにより、効果的な耐震補強が可能で、液状化地盤にも適用できます。なお、シートパイル基礎工法は公益財団法人鉄道総合技術研究所と共同開発しました。

シートパイルとフーチングを接合させる基礎形式です

お客様のメリット

杭基礎よりコストを大幅に縮減

  • 仮土留めに使用したシートパイルを本設構造の一部として有効活用できます。
  • 直接基礎と同等の安価な施工法です。

工期を短縮できます

  • シートパイル引き抜き撤去の工程を省略できます。

高い耐震性を発揮します

  • 直接基礎の弱点となる水平抵抗、引き抜き抵抗をシートパイルが分担することで、通常の直接基礎より優れた耐震性能を発揮します。
  • 既設基礎の耐震補強や液状化地盤にも適用可能です。

狭い敷地でも施工できます

  • 杭打設用の大型重機を使用しないため、既設高架下などの低空頭部や狭い敷地でも施工できます。

通常の直接基礎が採用できない地盤にも適用できます

  • 粘性土地盤(関東ロームなどのN値(※1)10程度)や砂質土地盤(N値20~30)にも適用できます。
  • 杭基礎との構造比較

  • 実大規模載荷試験

【実績・適用例】

西日本旅客鉄道山陰本線 高架橋
北海道開発局 沙流川橋梁
京王電鉄京王線 多摩川橋梁
  • ※1 N値
    地盤の強さを示す指標の一つ。重さ63.5kgのハンマーを75cmの高さから落下させて円筒形の試料採取器を土中に打ち込み、30cm打ち込むのに必要な落下回数で表します。N値の数字が大きいほど地盤が強固です

ページトップへ

検索