タフスラブ・ラピッド工法とは?
道路橋RC床版の上面増厚または上面断面補修による補強・長寿命化技術です。疲労劣化の進行したRC床版の上面を超速硬型高じん性(※1)材料で増厚または補修し、押し抜きせん断耐力を向上させます。使用材料であるモルタルまたはコンクリートは、いずれも超速硬性と優れた曲げじん性特性を有しています。
お客様のメリット
1 急速施工が可能です
- 超速硬型高じん性材料は、材齢3時間で24N/mm2の圧縮強度と、製造後40分間以上の可使時間を実現しています。また、有機短繊維(ポリプロピレン繊維)を使用しており、優れた曲げじん性を有しています。
2 施工条件に合わせた製造設備が選べます
- ユニック車で運搬可能な小型ミキサーによる小規模な補修から、モービル車を用いた大規模な上面増厚まで、施工条件に合わせた製造設備が選択可能です。
3 美しく仕上がります
- モルタルは締め固め不要、コンクリートはバイブレータを併用した締め固めを行い、コンパクトな簡易型フィニッシャにより仕上げが可能です。
4 条件に合った材料が選べます
- 使用する超速硬型高じん性材料は3タイプ(オートモルスーパーシリーズ)あり、要求性能や施工条件に合わせて選択できます。
3タイプの超速硬型高じん性材料(オートモルスーパーシリーズ)の特徴
- オートモルスーパー(モルタルタイプ)
高流動化したモルタルであるため、配置鉄筋など充てん性を求められる場合に適用できます。 - オートモルスーパーG(コンクリートタイプ)
大規模面積を行う場合などの一般的な場合に適用できます。 - オートモルスーパーGR(コンクリートタイプ)
大規模面積を行う場合で既設床版のたわみが大きい場合などに適用できます。 - 3タイプとも簡易フィニッシャで敷きならしと仕上げが可能です。コンクリートタイプ(G、GR)はバイブレータの使用で充てん性を確保します。
【フレッシュ性状】
【補強繊維】
【実績・適用例】
- 長野県佐久穂町栄橋など10件