シールド掘進技術
省エネシールド®
二重カッター方式によりシールドマシンの高速掘進と節電を実現します
省エネシールドとは?
シールドマシン前面にあるカッターヘッドを外周部と内周部に分けて別々に回転させる「二重カッター方式」を採用したシールドマシンです。
「二重カッター方式」により、外周部と内周部の回転速度をそれぞれ最適な速さに設定できるので効率的な掘削が可能となり、大断面トンネルの掘削において高速掘進および消費電力の低減を実現します。
お客様のメリット
掘進速度の向上により工期を短縮できます
- 回転速度の最適化により、カッタービットの切り込み量を抑えるとともに、内周部の先行掘削による芯抜き効果(※1)でカッタートルク(※2)や推力を低減。掘進速度が約25%向上するため工期を短縮できます。
消費電力の低減によりコストを縮減できます
- 外周部カッターの回転速度の最適化と工期短縮により、シールドマシンの駆動に要する電力量が約30%低減し、コストを縮減できます。
掘進稼働率の向上により工期を短縮できます
- カッター中心部への土砂固着によるトラブルを防止して安定した掘削が行えるため、掘進稼働率が向上し、工期を短縮できます。
切羽の安定により地盤変状を抑制します
- カッター回転速度の調整により、チャンバー内の土砂の撹拌(かくはん)性能が向上し、塑性流動性を確保できるため、切羽の安定が図れます。
※1 芯抜き効果
ドリルのように先端部を少し尖らせることで掘削しやすくすること
※2 カッタートルク
ビットで地山を掘削するために必要な伝達力
【実績・適用例】
- 東京外かく環状道路 本線トンネル(北行)東名北工事(2018年現在施工中、効果を検証しています)
【その他】
NETIS登録番号:KT-190060-A