狭あい地対応型地下壁工法
J-WALL®Ⅱ工法
土留め用の鋼矢板と鉄筋コンクリートを一体化して 地下壁を構築します
J-WALLⅡ工法とは?
合成構造用鋼矢板(製品名:ビートルパイル®)を仮設土留め壁として利用し、内部掘削後に鉄筋コンクリートと一体化させることにより、本設の合成地下壁を構築する技術です。J-WALLⅡ工法は大林組、JFEスチールおよびジェコスの3社で共同開発したものです。
お客様のメリット
薄壁化を実現します
- ビートルパイルと後打ち鉄筋コンクリート部を一体化することにより、従来の構造と比べて高剛性、高耐力となり薄壁化を実現します。
- 実証実験により一体壁構造としての性能を確認し、一般財団法人国土技術研究センターの建設技術審査証明を取得しています。
近接施工・狭あい地施工に対応します
- ビートルパイルは、通常の鋼矢板と同様に小型の圧入機で施工できるため、近接施工や狭あい地施工が可能です。
敷地を有効利用できます
- ビートルパイルを仮設・本設兼用とすることで、従来工法に比べて必要施工幅および壁厚を縮小できるため、施工スペースを削減することが可能です。
- 構造物を最大限の広さに築造でき、敷地を有効利用することができます。
高い止水性を確保します
- ビートルパイルは通常の鋼矢板と同様、止水壁として使用できますが、必要に応じて継手部の溶接や止水材の塗布などにより、さらに高い水密性を確保できます。
工期を短縮します
- 地下壁構築の工程(外足場・外型枠・防水工・埋め戻しなど)をいくつか省略できるため、工期を短縮することが可能です。
【実績・適用例】
立体交差アンダーパス
市街地で立体交差を構築する場合など、本体構造物の用地、現場の施工ヤードの確保が困難な場所でも、 J-WALLⅡ工法を適用することによって省スペースで限られた工期において、止水性の高い擁壁を構築することができます。
地下通路
都市部などで、既存構造物や埋設物が近接している場所に地下通路を構築する場合、従来工法と比べて壁厚を薄くできるので、必要な構築スペースを最小限に抑えることが可能です。
免震レトロフィット工法地下壁
免震レトロフィット工法による既存建築物の耐震化工事において、建物と敷地境界の間など十分なスペースがない場合でも、高剛性の擁壁を構築することができます。
【その他】
NETIS登録番号:KT-190018-A