岩盤杭打ち工法

ガンパイル工法

生産性向上・コスト縮減を実現する岩盤への杭打ち工法です

ガンパイル工法とは?

ガンパイル工法は、鋼杭を岩盤へ直接打設できる杭打ち工法です。本工法では、長時間の運転に耐えられる特殊振動杭打ち機(特殊バイブロハンマ)を用い、低圧ジェット水で岩砕粉を除去しながら、高強度特殊鋼により先端補強した鋼杭を打設することで打撃効率を向上させ、岩盤への直接打設を実現しています。
(一財)沿岸技術研究センターの港湾関連民間技術の確認審査・評価事業における評価証の取得により、桟橋基礎や締切りなどの仮設構造物だけでなく、港湾施設の本設杭としての適用が可能です。

杭打ち状況
杭打ち状況
ガンパイル工法の原理
ガンパイル工法の原理
岩砕粉を低圧ジェット水で洗浄することで打撃エネルギーが直接岩盤に伝わります
特殊バイブロハンマ
特殊バイブロハンマ
長時間運転が可能な水冷式電動杭打ち機を使用します
杭先端高強度特殊鋼
杭先端高強度特殊鋼
耐久性に優れた高強度特殊鋼で杭先端を守ります

お客様のメリット

岩盤への直接打設により生産性が向上します

  • 岩盤の「削孔」と杭の「建て込み」の2つの工程が必要となる従来の工法と比較して工期短縮が図れます。

簡易な施工設備によりコスト縮減が図れます

  • 特殊バイブロハンマと水ジェットポンプ・配管設備という簡易な設備で施工が可能なため、大規模な杭打ち設備が必要な従来の工法と比較してコスト縮減が図れます。

さまざまな用途へ適用できます

  • 港湾施設の基礎、岸壁護岸構造、仮締切り・土留め・止水壁、仮設桟橋基礎などに適用できます。
  • 一軸圧縮強度が100MN/m2以下の硬岩、軟岩(硬質粘性土層を含む)などの硬質地盤や、捨石、転石、玉石、コンクリートガラなど支障物のある地盤に適用できます。
  • 鋼管杭、鋼管矢板、鋼矢板、H鋼杭など、あらゆる鋼杭に適用できます。

本設杭として適用可能です

  • 岩盤における杭の支持力評価方法を確立しており、本設杭として適用可能です。
  • 岩盤根入れ部にグラウトを充てんすることで引き抜き抵抗力が期待できます。

環境への負荷を低減できます

  • 使用するジェット水が低圧で水量も少ないことから濁水量を少なくできます。
  • 従来のダウンザホールハンマ工法のような潤滑油の排出がなく水質環境に優しい施工ができます。

【実績・適用例】

  • 国土交通省
  • 地方自治体
  • NEXCO
  • JR
  • その他民間工事ほか
仮締切り(流紋岩、鋼管矢板)
仮締切り(流紋岩、鋼管矢板)
設備基礎(捨石・花崗岩、鋼管杭)
設備基礎(捨石・花崗岩、鋼管杭)
既設護岸リニューアル(転石、鋼矢板)
既設護岸リニューアル(転石、鋼矢板)
仮設桟橋基礎(転石・玉石、H鋼杭)
仮設桟橋基礎(転石・玉石、H鋼杭)

【その他】

NETIS登録番号:KT-990499-V(掲載期間終了)
一般財団法人沿岸技術研究センターの港湾関連民間技術の確認審査・評価(第15005号)を取得
ガンパイル工法研究会:http://www.gan-pile.gr.jp/

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