大規模更新技術

クロスリンクステージ®

道路橋の床版取替工事で作業足場の組み立て・解体を効率化

クロスリンクステージとは?

高速道路の橋梁などの床版取替工事において、作業足場の組み立てや解体をシステム化した道路橋向けの足場です。既存の足場材と、桁間の足場に特化した専用の部材を組み合わせて構築できます。

床版取替工事では、道路の一部を通行止めにし、古い床版の撤去、桁フランジに付着したさびやコンクリートの除去(ケレン作業)、新しい床版の設置までの一連の作業を、計画期間内で確実に完了することが重要です。

また、床版の撤去からケレン作業への移行には、床版撤去前に床版の下での作業や移動をするための足場に加え、床版撤去により生じた桁間の開口部に、ケレン作業をするための床となる足場を枠組みから組む必要があり、一連の作業は定められた時間内で行うことが求められています。

従来の作業足場の組み立てでは、部材の種類や数の多さによって組み立てに時間を要するため、作業が遅れた場合には次工程に影響を与えてしまうことが課題でした。クロスリンクステージは、作業員の技能によらず足場の組み立てや解体が短時間でできるとともに、床版撤去前に床版の下で垂直、水平梁部材を桁との隙間を空けることなく組み立てられるため、撤去後は足場板を敷き並べるだけで速やかにケレン作業に移れます。

クロスリンクステージ組み立て状況

お客様のメリット

床版取替の桁間足場をシステム化

  • 利用する部材の総数を減らし、かつ組み立てをシステム化することで、従来の足場に比べて組み立て・解体時間を約60%に短縮でき、床版撤去から架設までの一連の作業をスムーズに行えます。

桁間の寸法を選ばず組み立てが可能

  • 水平梁部材を伸縮可能なスライド構造としているため、鈑桁(ばんげた)橋の桁間寸法を選ばず適用できます。
クロスリンクステージの構造

作業の安全性が向上

  • 専用部材で構成されているため、熟練の技能者でなくても簡単に安全基準を満たした足場の設置が可能です。

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