トンネル工事の残土積み込み作業の安全性・生産性を向上

スライドローダー®

運転操作性の改善で、遠隔化・自動化をめざす

スライドローダーとは?

ホイールローダーなどの重機に搭載する特殊バケットです。トンネル掘削時に発生する掘削土は、ホイールローダーを使い運搬車両に積み込んで搬出します。従来は、ホイールローダーと運搬車両を並行に配置し、バケットを傾けて排土する「サイドダンプバケット機構」を用いていましたが、バケット上部に十分な可動空間が必要で、換気設備や照明に干渉しないよう、操作には熟練した技術が必要でした。

スライドローダーでは、バケット内に設置した排土板を排出方向に横移動させることで排土できるので、低空間でも積み込み可能で、運転操作も容易です。

スライドローダーを搭載したホイールローダー
サイドダンプバケット機構による積み込み
スライドローダーによる積み込み

お客様のメリット

大型機械の選定により生産性向上

  • サイドダンプバケット機構に比べ、スライドローダーは低い位置での排土作業が可能となるため、従来使用していたホイールローダーよりも大型で上位性能のものを使用することができます。
  • 使用できるバケット容量が増加することで、積み込み時間を3割程度削減できます(当社実績)。

容易な運転操作性

  • サイドダンプバケット機構では、バケットを傾けて排土するので、周辺との接触を回避するため稼働空間を確保する必要がありました。スライドローダーはバケットを動かさずに排土できるため、接触損傷リスクを低減でき、熟練した技術が不要となることから、技能者不足の問題解消も期待できます。

ページトップへ

検索