山岳トンネルの切羽作業状況をリアルタイムにAIで判定するシステム

電流値AI解析を用いたトンネル掘削状況可視化システム

動力の電流値変動からトンネル掘削状況を自動判定

電流値AI解析を用いたトンネル掘削状況可視化システムとは?

主に小断面の山岳トンネル工事において、電源ケーブルから取得した電流値の変動をAIで解析することで、施工状況を自動で判定するシステムです。判定結果はWebブラウザや現場内表示で閲覧することができ、正確かつ簡易に施工状況を確認できます。

機械別の電流値と施工状況の例

お客様のメリット

1 掘削状況が一目で分かります

  • Webブラウザに、進捗管理表とリンクした現在の切羽の距離、AIで検知された現在の作業とその経過時間、過去24時間分の作業状況、今後の補助工法などの作業予定がまとまって表示されているため、現在の掘削状況を一目で把握できます。
  • 検知した作業を坑口に表示することで、坑外から作業状況が分かり、坑内車両走行時に入坑禁止するなど、安全管理に役立ちます。
    坑口表示の例
  • 事前の施工状況が各作業時間とともに把握できるため、勤務交代時に次の班への作業指示や作業計画を的確に行うことができます。
Webブラウザ表示例

2 切羽での待ち時間を削減、トラブル時の早期対応可能です

  • Webブラウザで作業の経過時間がリアルタイムで確認できるため、職員が適切なタイミングで現場に到着できるようになり、不要な現場待機時間を縮減できます。
  • 新しい作業の検出時、作業想定時間の超過や電流値の異常変動を自動検知した際には、メールやチャットツールで通知するため、施工トラブル発生に対する早期対応が可能です。
チャット通知例

3 簡易な計測設備

  • 電源ケーブルに挟むクランプメータを取り付けて電流値を取得するため、電気設備や重機に電流計測装置を取り付ける必要がなく、施工の途中段階でも容易に導入できます。

【実績・適用例】

  • 北海道縦貫自動車道 七飯町 大沼トンネル避難抗 西大沼工区工事 
  • 水路トンネル 2件

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