質の高い都市緑地を創出する設計支援ツール

生物の生息地評価モデル

生物が好んで訪れる都市緑地の経路を予測し、可視化します

生物の生息地評価モデルとは?

都市緑地では、生態系評価の指標種として樹林性の鳥類が取り上げられることが多く、従来は、定性的な分析に基づき、鳥が好むと考えられる環境条件を整えることで緑地計画が行われてきました。大林組は日本生態系協会と共同で、鳥が好んで出現する場所や移動環境について独自に詳細な調査を実施し、その結果をもとに生息地評価モデルを構築しました。さらに、このモデルを活用した緑地設計支援ツールを開発し、都市部の小規模な緑地においても、定量的な評価に基づいて鳥が好んで訪れやすい環境を創出することを可能にしました。

生息地評価モデル全体のイメージ

お客様のメリット

鳥の行動調査結果を元にモデルを作成し、鳥の誘致に最適な緑地を実現

  • 生息地評価モデルは「マイクロハビタット(※1)モデル」と「移動経路モデル」の2つで構成されています。「マイクロハビタットモデル」は、季節ごとに指標種(コゲラ、メジロ、シジュウカラ)が好んで出現する環境の調査を基に作成したものです。一方、「移動経路モデル」は、都市緑地周辺で指標種を追跡し、鳥が好んで移動する環境の調査を基に作成しています。
マイクロハビタットモデルの適用イメージ
移動経路モデルの適用イメージ

JHEP認証(※2)への対応が可能

  • 鳥の行動パターンを実際の都市緑地における調査から導き出しているので、精度の高いモデルとなっています。また、共同開発者である日本生態系協会の「生物にとって良好な生息地」に対する考え方を踏まえており、JHEP認証への対応も可能です。
  • ※1 ハビタット
    生息地
  • ※2 JHEP認証
    JHEP(Japan Habitat Evaluation and Certification Program:ジェイヘップ)認証は、生物多様性の保全や再生に貢献する取り組みを定量的に評価・認証する制度で、日本生態系協会が開発・運営しています。生物多様性を、ある生き物が実際に「いるかいないか」ではなく、「潜在的な住みやすさ」で評価しています。基本的な評価方法は、過去30年と将来50年の生物多様性への貢献度を「総ハビタット価値」で評価し、生物多様性の価値を事業の前後で比較します。総ハビタット価値は、生息地の質である「動物の住みやすさ」と「緑の地域らしさ」に量(面積)と時間をかけて算出します

【実績・適用例】

  • oak omotesandoの屋上庭園
  • 白河公園(名古屋)、なんばパークス(大阪)での既存緑地評価

ページトップへ

検索