自律化・省力化ソリューション​

人とロボットが協働して企業内物流を支える

製造業、倉庫業、サービス業などの各事業所では、人手不足による業務の自動化・省力化へのニーズが高まっています。しかしながら各事業所はそれぞれ固有の課題を抱えているため、単に自律搬送ロボットを導入するだけでは期待する効果が発揮できません。
大林グループのPLiBOT(プライボット)株式会社は、「つながる」に着目し、多種多様な自律作業ロボットと統合制御プラットフォームを提供します。多彩かつ革新的ロボティクス(Robotics)技術を持ったエコシステムの組成により、多様かつ柔軟性(Pliability)のあるソリューション提案を通じて社会に貢献します。

現場作業者の移動距離・業務を低減

PLiBOTが開発した設備・ロボット制御システム「PLiBOT WRCS(Warehouse Robot Control System)」の導入によって荷物のピッキングや運搬業務、清掃業務を自律作業ロボット(AMR:Autonomous Mobile Robot)に委ねることで、現場作業者の移動距離や業務が大幅に低減します。
現場の作業者は、メイン業務以外にも資材の移動や清掃など、複数の業務を同時にこなすことが一般的です。AMRと協働することで業務の分担が可能になり、作業者は本来の業務に集中できる環境が整います。また、複数業務の同時並行によって起こる業務ミスの防止や、メイン業務の一時中断によるタイムロスを削減につながるため、生産性向上にも寄与します。

PLiBOTが提供するサービスの一例

DX人材の伴走なしにAMRと既存設備の連携・管理が可能

「PLiBOT WRCS」は、社内にシステムやITに詳しいDX人材がいなくても導入可能です。
導入時には、ロボットやシステムに精通した専門家がお客様の状況について丁寧なヒアリングを実施したうえで、必要なロボットの選定や現場の仕組みづくりなどのコンサルティングで全面的に支援します。また、導入したら終わりではなく、導入後の保守メンテナンスも充実しているので安心です。
現場でAMRに指示を与える操作画面のUIは、簡単かつ直感的に操作できる仕様になっているため、専門的な知識がない方でも、順応しやすいのが利点です。

PLiBOT WRCSと連携イメージ

人と複数ロボットによる安全な協働を実現

PLiBOTの製品の多くには、自律走行ナビゲーションシステム「ANTdriven」を採用しています。そのためAMR同士の確実な連携や高精度な走行が可能であり、複数のロボットの稼働を同時に管理できます。
また、無人搬送車システムの最も重要な国際規格とみなされている国際安全規格ISO 3691-4(JIS D6802:2022)に準拠したAMRを中心に取り扱っているため、人を感知して連携できる仕様となっています。
人と複数ロボットの協働による、安全かつ安心な搬送作業や清掃作業をお約束します。

ランニングコスト・イニシャルコストの低減

AMR導入時は、お客様の課題にあわせた開発を行うのが一般的です。また、複数のAMRを同時稼働させるには、連携が可能な同じメーカーの製品を複数同時に導入することが求められます。そのため、ランニングコスト・イニシャルコストが高くなる傾向にあります。
一方、PLiBOTは、ランニングコスト・イニシャルコストが抑えられるのが特長です。各メーカーの製品を統合管理ができるため、同じメーカーの製品を複数同時に導入する必要もありません。また、既存設備との統合も可能です。ランニングコストやリニューアル(ルート変更、エリア拡張、機械の更新)時のイニシャルコストも低減できます。
また、お客様のご事情に合わせた中長期的かつ柔軟な導入計画にも対応しているため、初期で全自動化する以外にも、段階的に導入する選択肢もあります。例えば、「本年度は運搬用のAMRを導入し、検証効果を感じたら来年度からお掃除用のAMRも導入する」などと、現場状況に合わせて計画することも可能です。

多彩なエコパートナー企業

PLiBOTでは、最新鋭のAMRを豊富にラインナップすることで、提供するソリューションの拡大をめざしています。その実現のため、AMRを開発する世界中のメーカーと販売代理店契約を結ぶとともに、日本国内でのメンテナンスサポート体制の構築など、多様な企業との「事業エコシステム」を組成しています。

人とロボットを結ぶプラットフォームPLiBOT

多種多様な自律作業ロボット

PLiBOTは、国内外の多種多様なメーカーと連携することで、物流や建設現場などでのDX化を推進し、将来的には「スマートシティ」や「スマートファクトリー」の構想実現につながると考えています。そのため、世界中の複数機種からお客様に最適なAMRを提供している点が特徴です。今後は搬送・清掃に限らず警備など多様な用途に対応するラインナップの追加や、既存の商品に限らず顧客の要望にあったAMRの受託開発を図るとともに、多様なナビゲーションシステムにも対応できるよう拡張していきます。

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