激動の時代

1941年(昭和16年)

東京電燈信濃川発電所

東京電燈信濃川発電所

この年

12月、日本軍が真珠湾(パール・ハーバー)を空襲し、太平洋戦争が始まった。開戦と同時に、大林組には軍の緊急工事が殺到した。海軍からは地下式油槽、燃料廠石油精製工場、台南飛行場拡張などが、陸軍からも台中州鹿港飛行場兵舎、台北に資材格納隧道、台湾軍司令官指揮所などが相次ぎ、南方作戦の拠点となる台湾全島の大防衛工事も開始された。

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  • 東京電燈信濃川発電所
  • 創業50年記念式典での大林芳郎

1941年の大林組

2月
尼崎人造石油尼崎工場竣工
4月
東北振興電力松川発電所竣工
4月
梅田阪神ビルディング竣工
5月
創業50年記念行事を執行
7月
三菱電機大阪工場竣工
10月
住友金属工業和歌山工場竣工
10月
東京電燈信濃川発電所竣工

社会の出来事

4月
生活必需物資統制令公布施行
4月
小学校を国民学校と改称
5月
羽黒山、横綱に昇進
11月
防空法改正、建物疎開・工場分散などが決定
12月
太平洋戦争始まる
高村光太郎、「智恵子抄」刊行

建設業界の動き

3月
住宅営団法公布
5月
日本土木建築工業組合連合会設立
7月
帝都高速度交通営団設立
8月
重要産業団体令、金属回収令公布
9月
内務省に国土局、防空局設置