発展の時代

1950年(昭和25年)

佐賀県庁舎

佐賀県庁舎

この年

6月に勃発した朝鮮戦争はわが国に膨大な「特需」をもたらし、経済は一挙に活性化。建設活動も活発になっていった。特需景気は1年足らずで終わるが、潤沢になった民間資金はビル建設などの設備投資に向けられた。また、この後、電源開発促進法の制定によりダム建設が盛んになるなど、公共工事も急速に増加していった。

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  • 佐賀県庁舎
  • 大林芳郎、米国出張から帰国

1950年の大林組

1月
ジャーディンマヂソン神戸支店事務所復旧・倉庫新築竣工
7月
下関港ビル竣工
8月
三沢米軍家族住宅竣工
9月
山口市庁舎竣工
9月
社長・大林芳郎、建設事業視察のため渡米(12月帰国)
11月
倉敷レイヨン富山工場竣工
12月
佐賀県庁舎竣工
12月
相模原米軍家族住宅竣工
12月
大日本紡績大高工場竣工
12月
米軍第5空軍三沢航空基地竣工

社会の出来事

2月
インフルエンザ大流行
4月
公職選挙法公布
4月
第1回ミス日本に山本富士子
5月
文化財保護法公布
6月
朝鮮戦争勃発
11月
NHK東京テレビジョン実験局、定期実験放送開始

建設業界の動き

2月
建築工事標準請負契約約款制定
3月
GHQ、沖縄基地建設工事に日本業者の参加を認可
5月
建築基準法、建築士法公布
5月
国土総合開発法公布
ビルの建設ラッシュで軽便シャッターの需要が急増