広報誌『季刊大林』57号(特集:秀吉の普請)を発行しました

秀吉が京都に建てた「方広寺大仏殿」を誌上で復元

プレスリリース

株式会社大林組(本社:東京都港区、社長:白石達)は、このたび、広報誌『季刊大林』57号を発行しました。

季刊大林 57号(特集:秀吉の普請)

『季刊大林』では1978年の創刊以来、「わたしたち人間は、かつて何を建設してきたのか、そして未来に何を建設できるのか」ということを、時代や文化と共に考察してきました。本号では、豊臣秀吉の普請とその時代に注目しました。

秀吉は政治上の出来事とユニークなキャラクターで知られていますが、彼が史上最大の"建設好き"であったことをご存知でしょうか。京都に注目してみると、1467(応仁元)年の応仁の乱で壊れかけた千年の都を再建し、近代京都の街並みの基礎をつくり上げたのは秀吉にほかならず、建物では豪華絢爛(けんらん)な城館としてその名を知られる「聚楽第」のほか、「大仏殿」も建設しています。

本号では、4人のオピニオンリーダーに、秀吉の都市づくりや建築、開花させた文化などについて、論考していただきました。

また、大林組の技術陣による誌上構想「大林組プロジェクト」では、秀吉が京都に建設した、史上最大の木造建築「方広寺大仏殿」の復元に挑戦しています。

大林組では今後とも、建設にまつわる文化を考察する『季刊大林』の発行を社会文化活動の一環と位置付け、建造物に込められた人々の思いや歴史的価値に触れることを通じて、現代の社会における問題や現象をひもといていく予定です。

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『季刊大林』 57号 「秀吉の普請」 概要

  1. 建築家・土木家としての秀吉
    山本 博文(東京大学史料編纂所教授)
    土木技術を巧みに活かした戦法、築城を得意とし、さまざまな土木施設を手がけた秀吉。他の天下人とはひと味違う、建築家、土木家としての秀吉を語る。
  2. 秀吉のつくった京都
    河内 将芳(奈良大学文学部史学科教授)
    秀吉は、応仁の乱で焼亡した京都に再び政庁を置くとともに、近代京都の街並みの基礎をつくり上げた。さらには御土居、聚楽第、大仏殿など、新たな建造物を次々に建設している。秀吉の京都への思いを探る。
  3. 「大仏」殿か大「仏殿」か
    黒田 龍二(神戸大学大学院工学研究科教授)
    世界の木造建築史上最大の建物「方広寺大仏殿」。なぜ秀吉は大仏および大仏殿を建設したのだろうか。本誌で発表する「方広寺大仏殿復元プロジェクト」の監修者による、秀吉の建設意図に関する論考。
  4. 秀吉が開花させた桃山文化
    熊倉 功夫(和食文化国民会議会長、MIHO MUSEUM館長)
    秀吉は天下統一の達成とともに、後に「桃山文化」と呼ばれるきらびやかな文化を残した。"変革期というタイミング"、"巨大志向"、"茶の湯"などいくつかの視点を軸に、障壁画、陶磁器、茶の湯、南蛮趣味、黄金など多岐にわたる文化面での功績を、グラビアを交えて紹介。
  5. シリーズ 藤森照信の 『建築の原点』 (9)御柱
    藤森照信 (東京大学名誉教授、東京都江戸東京博物館館長、建築史家・建築家)
    建築史家にして斬新な設計者としても知られる藤森照信氏が、建設物を独自の視点で捉えるシリーズ。第9回は、巨木を建てることを好む日本文化について、信州の諏訪大社に今も続く「御柱祭」を例に解説する。

<仕様等>

  • 書名    季刊大林 57号「秀吉の普請」
  • 仕様    B5判、4C、本文60頁
  • 発行・企画 株式会社大林組CSR室
  • ISSNコード 0389-3707
  • 発行日   2016年8月10日

大林組プロジェクト
秀吉が京都に建立した世界最大の木造建築「方広寺大仏殿」の復元

方広寺大仏殿

 

1590(天正18)年に天下を統一した秀吉は、その4年前から、京都での大仏殿建設の検討を始めている。大仏殿は1588(天正16)年から7年の歳月をかけて建設。完成した建物は、高さ、建築面積共、奈良の東大寺大仏殿の大きさをしのぐものであった。この巨大建築物はどのようにつくられたのか。大林組の技術者チームにより、その実像を解き明かした。
監修:黒田 龍二(神戸大学大学院工学研究科教授)

方広寺大仏殿

方広寺大仏殿

 

正面立面図

正面立面図

 

断面図

断面図

 

以上

この件に関するお問い合わせ先
大林組 本社CSR室CSR企画第二課
TEL 03-5769-1020

プレスリリースに記載している情報は、発表時のものです。