大林財団の奨学生21人への授与式をオンラインで開催

サステナビリティ

8月19日、公益財団法人大林財団(※1)(理事長:大林剛郎〔大林組 代表取締役会長〕)は、2020年度の奨学生採択決定通知書授与式をオンラインで開催しました。

大林財団では、都市に関する諸問題の解決に貢献した方への顕彰事業、都市研究や研究者、アーティストへの助成事業とともに、2012年から大学生への奨学事業を行っており、今年で9回目を迎えます。

奨学事業では、各大学での学術研究の振興と青少年の健全な育成に寄与することを目的に、将来、都市関連分野の仕事や研究に従事しようとしているが、経済的な理由で就学が困難な学生や留学生を対象に奨学金を給付しています。


当日、大林組本社(東京都港区)から祝辞を述べる理事長の大林剛郎

今年度は、国内20の指定大学から人物、学業などに優れている大学2年生21人を選定しました。奨学生には、今年度4月から4年生の3月まで、月額5万円が給付されます。

理事長の大林剛郎は、新型コロナウイルス感染拡大を受け、安全を第一に考えた今回の開催について伝え、その後、都市に関する研究や活動をサポートする財団の取り組みを紹介しました。学業に励むとともに大林財団での交流から生まれるネットワークを大切にしてほしいと祝辞を述べました。

奨学生選考委員長の大西隆氏(東京大学名誉教授)からは「今回の感染症流行という災害の体験から教訓を導き、新たな社会を創ってほしい」とお祝いの言葉が贈られました。

大林財団は、これからも各国が抱えるさまざまな問題の解決に向け、国内、海外の都市研究を支援するとともに、人々がより安全に豊かに暮らせる都市づくりに貢献してまいります。

  • ※1 公益財団法人大林財団
    都市に関する学術研究を助成し、わが国の学術研究の振興を図ることを目的に、1998年9月に設立されました