大林組はBSIグループジャパン(英国規格協会)からISO 19650に基づくBIM BSI Kitemark認証を取得

ソリューション/テクノロジー

大林組は、2022年6月23日に、BSIグループジャパン(英国規格協会)からISO 19650-1およびISO 19650-2(※1)に基づく「設計と建設のためのBIM BSI Kitemark(カイトマーク)」 の認証を取得しました。

BIMは、デジタルモデリングを使用して、初期設計から建設、保守、最終的に廃棄に至るまで、建設資産のライフサイクル全体にわたる情報マネジメントの仕組みであり、ISO 19650は、その情報マネジメントを行うための業務プロセスを示した国際規格です。

大林組は2021年6月、BIMを含む情報マネジメントの概念であるISO 19650-1、および建物を設計・建設する段階の業務プロセスを規定するISO 19650-2に基づく「設計と建設のためのBIM BSI Verification(検証)」を、元請受託組織(※2)として取得しましたが、本年は、BSIが所有・運営する製品認証マークであり、より上位のカイトマークの認証を取得しました。

8月2日に行われた認証授与式。大林組DX本部iPDセンター所長 田岡(左)、BSIグループジャパン代表取締役社長 漆原氏(右)

大林組は、業界のリーディングカンパニーとして、従来の業務をゼロベースで見直すデジタル業務変革を推進し、建築物の設計から生産、維持管理までを含めた業務基盤の中心にBIMを据えたワークフローの確立により、顧客への提供価値の向上をめざします。

  • ※1 ISO 19650
    BIMを含む、建築および土木工事に関する情報の統合およびデジタル化を規定
    ISO 19650-1:2018は、BIMを使用した情報マネジメント:概念および原則
    ISO 19650-2:2018は、BIMを使用した情報マネジメント:資産のデリバリーフェーズ
    ISO 19650-3:2020は、BIMを使用した情報マネジメント:資産の運用フェーズ
    ISO 19650-5:2020は、BIMを使用した情報マネジメント:情報マネジメントへのセキュリティ志向のアプローチ
    をそれぞれ規定している。
  • ※2 元請受託組織
    発注者の要件を受託(請負)し協力会社などに発注する組織