ハイブリッド木造建築物のデザインイメージやCO2削減量をその場で提示するアプリ「WOODX™」を開発
ハイブリッド木造の選択肢を素早く提案します
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プレスリリース
株式会社大林組(本社:東京都港区、社長:蓮輪賢治)は、株式会社GEL(本店:東京都江東区、代表:藤岡優子)と共同で、敷地形状に合わせて簡易設計したハイブリッド木造と鉄骨造を比較し、デザインイメージやCO2削減率、コストアップ率をその場で比較できるアプリ「WOODX(ウッドエックス)」を開発しました。
「WOODX」の概要を動画でご覧いただけます
(動画再生時間39秒)
大林組は、持続可能な社会の実現をめざして、日本初の高層純木造耐火建築物「Port Plus®」を建設するなど、木造・木質化建築の設計施工に積極的に取り組んでいます。木造建築へのニーズをさらに高め市場を拡大していくには、建築計画の初期段階において、顧客が木造建築を検討するための建築イメージや諸条件を提案する必要がありますが、提案作成やその変更には多面的な検討が必要であることから、多くの人員と時間を要していました。
今般、2社が開発した「WOODX」は、タブレット上で地図から敷地を指定し、外形や階数、木材の構造への適応範囲、内外装のデザインを設定することで、ハイブリッド木造建築物の外観・内観を 3D ビューや 360 度パノラマ画像で表示します。さらに各部材の数量を自動計算し、推定される木材使用量から CO2 発生量と固定量を算出することにより、鉄骨造と比較した CO2 削減率や概算コストのアップ率をその場で提示します。
検討結果の保存、PDF 出力が可能なため、複数のシミュレーションを作成、比較も容易に行えることから、「WOODX」を利用することで、木造建築を検討される顧客にその場でイメージを提示し、具体的な計画検討に向けた合意形成(※1)が可能です。
大林組は、今後「WOODX」を営業担当者のタブレットに標準ソフトとして導入し、顧客からの木造建築に対する要望にタイムリーに応えることにより、循環型資源である木材利用の拡大に向けて取り組んでいきます。
「WOODX」利用フロー
1 敷地形状、平面範囲を入力
2 階高や、木材の適応範囲を入力
3 3D ビューで外観形状を確認
4 360 度パノラマビューで内観イメージを確認
5 CO2 削減率などを表示、PDF 出力
- ※1 具体的な計画検討に向けた合意形成
本アプリによるイメージや概算はシステム上で算出されたシミュレーション結果であり、結果に忠実な建築が可能であることを保証するものではありません
以上
この件に関するお問い合わせ先
大林組 コーポレート・コミュニケーション室 広報課
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